デジブック 『片足カモメとの交流』
落葉樹の一年を見ると
いのちの図式を見る思いになる
落葉樹は秋から冬に葉を落とし
翌年の春に新しい葉をつける
毎年同じ変化をくりかえしながら
一年一年成長を続けている
落葉樹を思い浮かべると
魅力に満ちている木が多い
ケヤキの木や センダンの木
サクラの木や コブシの木
落葉樹には
季節季節の変化の魅力がある
好きな木を見つけて観察すると
いのちの循環を体験できるだろう
落葉樹にも関心をもって
いのちの感動を体験できたらと思う
冬の訪れとともに
裸木の美しい季節がめぐってきた
すべての葉を落として
すっきりと立つ裸木には魅力がある
どの種類の裸木を眺めても
個性的なシルエットを見ることができる
戸外を歩きながら
裸木のシルエットを見るのは楽しい
裸木は自然の立体芸術だ
裸木には冬のポエジーがある
冬の戸外の散策には
裸木を見る楽しみも加えておこう
どんなに寒い日でも
戸外を歩く活力が生まれるだろう
冬の訪れとともに
裸木めぐりの季節がめぐってきた
カモメを好きになったら
カモメとも出会えるようになった
カモメを好きになったら
カモメを見に行く時間も増えた
さまざまなカモメの飛翔が
映像として残るようになった
空を舞うカモメの姿が
新鮮な感動をとどけてくれた
こらからも なんども
カモメを見ることができるだろう
すばらしいカモメの飛翔が
心に残る記憶になることだろう
関心をもつことが
世界を広げることはたしかだ
カモメを好きになったら
飛翔の情景とも出会えるようになった
すぐ近くの家の赤い木の実は
なんという名前だろうか
検見川の浜に行くとき
ふと見かけて美しいと思った
無数の赤い小豆粒ほどの実が
集まって垂れ下がっている
誰も住まない家の実なので
ひととき立ち止まって眺めた
無数の赤い実の間からは
青空のかけらも見えた
季節のめぐりは
さまざまな変化をつくっていく
戸外を歩くときには
赤い木の実にも関心をもとう
秋の深まりとともに
赤い実が目につくようになった
毎週 海に行っているので
検見川の浜の海が身近になった
検見川の浜の海の眺めは
生活のアクセントになっている
海の突堤からの眺めは
検見川の浜のセールスポイントだ
長い突堤を往復するだけでも
複数の視点から海を眺めることができる
一年中を通して
ウインドサーフィンを見ることもできる
カモメの季節には
カモメの飛翔を楽しむこともできる
海の突堤を歩きながら
幕張副都心を眺めることもできる
海の季節も オフシーズンも
検見川の浜には魅力が満ちている
太陽が前方にあるときには
光る海を見ることができる
光る海とのめぐりあいも
海を見る歓びのひとつだ
午後の検見川の浜では
まぶしい光る海を見ることができた
真上からの太陽のひかりが
さんさんとふりそそいでいる
広い範囲の海面がまばゆく輝いて
明るい海の情景を演出している
水平線までもとどく光る海
沖の船舶もシルエットで見える
一面の光る海の輝きのなかでは
海の突堤もシルエットで見える
ぼくも光る海のシルエットとなって
波打ち際を歩いてきた
海辺は
海と空と大地の出会うところ
海の突堤を歩くとき
この言葉を実感する
海の突堤からは
海も空も大地も見ることができる
視界には
広い大きな海が広がっている
視界には
半円ドームの空が広がっている
突堤を戻るときには
大地の一端を見ることができる
海辺は
海と空と大地の出会うところ
海と空と大地を実感しながら
海辺ですごす
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