よく、「金で買えないものにこそ価値がある」という慣用句的な言葉があるけど、
そもそも、価値を判断する基準が曖昧だったから、お金という正確で均等な価値を図るためのいわゆる〝定規〟を作った。
だから、お金で計れない価値は、計測上、価値がないものと判断されると思う。
ただ、人間的に「価値がない」という言葉はすごくネガティブに捉えられると思う。
けど、ただ「計測上判断できないもの」だけだから「価値がない」＝「悪いもの」ではない。
全世界から貨幣価値が全て消えたら、モノに価値はなくなる。
ダイヤモンドもりんごも飛行機も、事実上は全て同じ位置に並んでいるモノになる。
ということだから、
「お金で買えないものにこそ価値がある」のではなくて、
「お金では計測できない価値を超越した存在」が「お金で買えるもの」よりも自分の中で上か下かってことなんじゃないかな。
まあ、どうでもいいことだけど。
