- 第二の基準は、「みずからの守護霊からの通信を受けられる段階にある」ということです。
- 反省が進み、心の曇りが取れてくると、次第しだいに心に光が射してきます。そして、この光が射したところに向けて、みずからの守護霊の光がサーッと射し込んできます。こうして、心の窓が開け、守護霊の声が聞こえるようになります。
- 守護霊の声が、直接、胸に響いてくることもあれば、霊言のようなかたちで、守護霊が本人の口を通して語ることもあります。また、守護霊からの通信が自動書記というかたちで現れてくることもあります。
- いずれにせよ、精神を統一し、目をつぶった状態でいると、みずからの守護霊から通信が送られてくるのです。
- それが直接的であるか間接的であるかということは、さまざまですが、霊界と同通した場合には、ある程度、直接的な通信が守護霊から与えられるようになってきます。
- その際に、守護霊は、地上の人間に対して、さまざまなことを言います。心の中の過ちや行動の過ちについて、一つひとつ指摘することがあります。そして、地上の人間がの則を越えている場合には、「そのようにしてはいけない」ということを教えてくれるようになります。
- このように、「阿羅漢になった」という証明は、「守護霊の通信を受けられる」ということで表されると言ってもよいでしょう。
- ただ、霊能者ではなくても、たとえば経営者や学者のなかには、非常に強くインスピレーションを受けているタイプの人がいます。こういう人は守護霊の通信を間接的に受けているのです。ひらめきというかたちで彼らの声を聞いていることが多いわけです。
- このような場合にも、ある意味で阿羅漢の一種に達していると言えるかもしれません。
『幸福の科学とは何か』 第7章 阿羅漢を目指して