昨年の大河ドラマ、『いだてん』があまりにひどかったので、今年の『麒麟がくる』には期待していました。
どこの会社にも一人か二人、信長命の人間はいます。むしろいないといったほうがおかしいくらい。
蟷螂のかつて勤めていた会社にもゴロゴロしていました。
信長のように生きろと名付けられた人。
部下に話すとき、白目が異様に光ったり、両脚をデスクの上にデンと置いている人、人に話すときは相手が年上であっても命令口調になり、挙句は社員と暴力事件を起こしたりして、とにかく虎の威を借る狐みたいで滑稽でした。
いずれにしても彼らに共通する性格はただひとつ、『わがまま』です。
今年の大河はそういう意味でも蟷螂は興味がありました。
ところが・・・
まず、エリカ様事件があり、放映のスタートが遅れました。
この時点でエリカ様事件が信長の怨念とは誰もが気づいていません。
やがてスタートしたものの、染谷将太がまったく信長らしくありません。
育ちの良すぎる丸顔。信長はもっと眼光鋭く、顎が細くなくてはいけません。
信長のイメージを壊します。
明智光秀を大河の主人公に抜擢しただけでも、あの世の信長の怒りを買っているのに、演じる俳優も信長らしくないとなれば・・・
そうこうしているうちに新型コロナウイルスが発生し、撮影に支障が出ます。
『麒麟がくる』は、6月で一旦中断するようです。
6月・・・本能寺の変のあった梅雨の時期です。
信長の怨念でしょうか。
新型コロナウイルでオリンピックが延期になったのも信長?
オリンピックもかなりの怨念を感じます。
まず早々とザハ案の撤回です。
あの、未来志向のザハ設計の国立競技場は、日本人誰しもの心をときめかしました。
あそこでオリンピックの開会式を行う、それを考えだけでもオリンピックを招致する価値があると思っていました。
日本の叡智を世界に誇示できる。
ところが、建築会社に高額な建設費を吹っ掛けられるとあっけなく撤回しまし、出来損ないの束子のような競技場に。
がっかりです。
未来志向の競技場の撤回は、ザハの急死と無関係でしょうか。
その後は各種競技団体の不祥事や、賄賂疑惑にロゴパクリ。
新しいロゴは不祝儀の垂れ幕のようで、あでやかさのかけらもありません。
また、翌年に開会式を控えているにもかかわらず、マラソンと競歩の札幌移転開催です。
そしていま、新型コロナウイルで東京2020は来年に延期になりました。
ザハの呪い?信長の怨念?
これ、『麒麟がくる』を来年に延長したら、東京2020は飛びます。
スタッフは撮影前に大徳寺(葬儀が行われた)と崇福寺(位牌が奉納されている)にお参りしたのでしょうか?
明智家所縁の寺院にはお参りしたようですが、討たれた信長所縁の寺院に参拝しないのは片手落ちでしょう。
コロナ収束の祈願の意味も含め、NHKのスタッフ一同は改めて両寺院にお参りするべきだと思います。