森氏の『女性蔑視』発言問題に、世界が反応しています。
過剰と思える海外の反応は、東京2020+1を中止させるための布石ではないでしょうか。
この分だと『姦しい』という漢字さえ廃止される勢いです。
女性蔑視という言葉が平然と独り歩きしていること自体が問題なのです。
結局のところ、海外で一向に沈静化する気配の見えないcovid-19の蔓延状況を目の当たりにするにつけ、森氏は、もう東京はダメだと考えているのかもしれません。
オーストラリアで行われた全豪テニス大会では、隔離者続出で前哨戦が中止になったそうです。
あの状況が東京でも数百倍の規模で起きると考えると、とても海外の超一流アスリートが日本に来るとは思えません。
アスリートは、ほんの少しの環境の変化で結果が異なります。
例えばアーチェリー競技の最中に係員がクシャミをしたらどうなるでしょう。
平時なら単なるクシャミですが、コロナ下では単なるクシャミでは済まされません。
射撃競技も同様です。
咳払いひとつで結果が左右する競技はほかにもたくさんあります。
今回の森氏の問題も、単なる『舌禍』では済まさずに、JOCは閉鎖的な体質をオープンなものに改めるとともに、トップに君臨する高齢者の首をすべて若返らせた方がいいと思います。
JOCは即刻森氏に名誉職として勇退してもらい、後進に席を譲るように手配するべきでしょう。
年寄りの脳は偏っています。
初めからバイアスをかけて物事を見れば、偏った発言になってしまいます。
この分だと、女性蔑視発言を盾にとり、世界各国は2020+1に選手を派遣しないかもしれません。
東京をボイコットする口実に舌禍を利用するのではないかということです。
世界のアスリートはこう思っているはずです。
『東京が開催されれば行かなくてはならないけれど、中止になれば自分も国も納得する』
世界中のアスリートが、内なるゴールドメダリストになれるのです。
また、日本には『進退伺い』という習慣があります。
自分がこの職にとどまってもいいものかどうか上司に下駄を預ける習慣です。
森さんは都民に対して進退伺いを出すべきでしょう。
都民に対しても失礼なのです。
ただでさえ祟られている東京2020+1。
ザハ案を急遽撤回して建設したタワシの親玉のような国立競技場しかり、パクリ疑惑で始まった不祝儀の熨斗袋のようなロゴマークしかり、ただ暑いという理由だけで札幌に移転したマラソン競技しかり、そして今回のコロナでとどめを刺された感があります。
都民はもうオリンピックに辟易としているのです。
二度とオリンピック開催都市に立候補してもらいたくない。
北京はやる気満々みたいですが、東京が中止になったら高みの見物ですね。
ただし、蟷螂が今一番危惧しているのは、北京五輪直前の中国船による尖閣上陸です。
その日、果たして日本は北京をボイコットできるでしょうか。
遺憾を連発しながら出場するのでしょうか。