「MAD MEN」シーズン4DVDがリリースされました!
<概要> 1960年代のニューヨーク、マディソン・アヴェニューにある大手広告代理店を舞台に、そこで働く者たちを描くドラマである。なお、タイトルである「マッドメン(Mad Men)」とは本作品の舞台であり、現在も大手広告代理店の本社が多いマディソン・アヴェニュー(Madison Avenue)の広告マンを指す造語である。
シーズン4になってもその面白さが止まりません!これはオモシロい、半端ないです(笑)!さすがエミー賞4年連続受賞しているだけのドラマです。4年連続受賞てことは、シーズン1~4までの総てのシーズンでアメリカドラマ界のトップの作品と認められたってことですよね。
いや…本当に面白い。このドラマ、脚本から何からすべてにおいてクオリティの高いドラマだと思います。他にもおもしろいアメリカのドラマはたくさんあるけど、これは最近観た中で一番面白いかも、自分的には。しかも、シーズン4になって面白さが多少減退するかなと思いきや、ますます面白くなっているのがすごい。
(注:以下ネタバレ含みますのでご了承を。)
レンタルDVDは、シーズン4のVol.1~3までリリースされました(Vol.4~6は11月2日)。 今シリーズで時代は1964-65になりました。シーズン3のエンドはわくわくしましたねー。「スターリング・クーパー社」の合併を嫌った主要メンバーがそこを去り一念発起で新たに「スターリング・クーパー・ドレーパー・プライス」(長過ぎる!)を起ち上げて、ホテルの一室でビジネスをスタートしたところで終わりました。
そしてシーズン4、 エピソード1では、その1年後すでに新たに狭いながらもスタイリッシュなオフィスを構えるまでに成長し社員も増えていました。
ドン・ドレーパーは離婚の痛手からか、怒りっぽいし、私生活でも小さな暗いアパートで独り暮らし荒れた生活を送っていました。そしてドンの意外な場面を観てしまうことになるんですが…あの場面はあまりに衝撃的でした え?このドラマどうなっちゃうんだろう?!と一瞬思いました(笑)
さて、Vol.3まで全て観終わりましたが、エピソード7の「宿命の対決」(原題:The Suitcase)が面白すぎて感激してしまいました。このエピソードがこれまでで一番良かったのでは?!と思うくらい、よかったです。
Don "I gave you more responsibility, and you didn't do ANYTHING!” 他の社員が帰宅し誰もいないオフィスで、ドンはペギーが帰るのを呼び止め、サムソナイトのCM案が纏まらないことでペギーを責めたことから、ふたりは激しい口論を始めます。
ペギーはこれまでの自分の功績を全く認めず、評価されたCMもまるで自分だけの手柄のようにしている、とドンに怒りをぶつけます。 Peggy "You never say thank you!" Don shouts, "That's what the money is for!" ひぇー激しい、感情剥き出しで怒鳴り合い…
やがて口論が収まり…。落ち着いた二人はお互いに深い会話を始めます…。これは過去1度もなかったと言ってもいいくらいの場面だったので、惹きつけられました。
ドンが酔いつぶれてこんなによれよれに…。これも今までにはなかった姿。ペギーが介抱します。
このシーンが本当に良かった。ドンがペギーの膝に…そしてふたりはいつの間にか眠りにつきます…。ふたりが心を交わし合ったシーン。感激でした。
ジョン・ハムもエリザベス・モスも、この「MAD MEN」で脚光を浴びたそうですが、本当にこのドラマでは素晴らしい演技ですね。そしてこのエピソードではそれを改めて魅せられました。このドラマにこの2人の存在は欠かすことができないと思います。
「MAD MEN」…当時の社会情勢や風俗が緻密に再現されているこのドラマですが、シーズン4で時代は1964-65になり、社内での煙草や女性差別、セクシャルハラスメント行為などに対する意識がだんだんと変わり始めている様子がうかがえます。ペギーを始めとする女性陣のヘアスタイルや衣装もモダンに変化しています。ちょっとした道具や食べ物、流れる音楽からも当時の流行物が分かり、そういうのも合わせてみるとよりおもしろいです。このドラマ、音楽もいいですね。
また現存するクライアント名が多く登場しますが、シーズン4ではサムソナイトや…、そして日本企業のホンダが登場しています。しかしこの日本企業に対してロジャーが相当きわどい差別発言をしています。
アメリカではシーズン5の制作が遅れ、放送は2012年になるとか。もっともっと観ていたいと思わせるドラマ、これは本当に面白い大人のドラマです。
ブログで終わらせるには勿体無い内容と文章。下手なガイドブックや観光本よりとっても素敵です。心が通っているいるというか温もりややさしさを感じます。
感謝です。m(__)m
でも読んでいただけでとても嬉しいです
どうもありがとうございます