先月末のこと、
電話で12月の予定を一つ頼まれた。
残念ながら他の人には出来ない仕事だったのだが、
悪い形でキャンセルになる。
電話で頼まれたときに大丈夫と言ったのだが、
珍しくFAXの指示書が出ていない。
あいにく電話の時は帳面に書き込める状況でない。
通いの現場だったので他の仕事を投げ打って取り組んでいる。
会社では工事番号も出て指示済みの扱いになっている。
予定登録については会社の方で行った。
通いの4日間が終わって日常の業務に復帰する。
アポとかとっているときに気が付かないわけである。
紙の指示書は基本である。
自分で予定入力でもしていれば、
指示書のない工事も事前に発見しているはずである。
ただ今回は会社の方で行ったことで
工事予定には反映されている。
ただし工事予定はビジネス手帳を使っている。
システムとの整合はこちらをもとにしている。
仕事がどんどん入ってきたので普通に入れて仕事をする。
昨日のことである。
現場をしていると電話が鳴る。
「すぐに本日予定の〇〇さんに電話してください。」
こちらはチンプンカンプンである。
数分して頼まれていたことを思い出すが、
紙の指示書が起きていない。
したがって名前も電話番号も何もかもわからない。
電話を聞くまで気が付かなかった。
紙の指示書さえあればこんなことにならないのに、
仕事を出した方も受けたほうもチェックにひっかからない。
残念な話である。
電話をしてきた会社の新人も口が悪い。
おめぇが悪いとばかりに突っ込んでくる。
「指示は出した!」
不完全であるからこういう結果になっている。
そして日程の変更をするから予定を預けると、
しばらくして電話がかかってくる。
午後の現場が終わったら行ってくださいという。
「お客様のところには18時でも19時でも入ってください。」
そんな時間に入って何ができるんだと問うと、
「工事を行ってください。」
そんな時間にまず入れるはずが無い。
どんなに急いでもそんな時間に入ることが出来ない。
指示書に合わせて部品を仕入れるので部品がないこと。
3~4時間程作業時間がかかること。
町田と千葉の稲毛である。
共にもともとエリア外の特殊な仕事である。
現場を知らなさすぎる。
車の移動時間もそうだし、仕事の内容もそうだし。
現場に着いた頃には本人は帰宅している。
こちらとてそれもたまったものでない。
必要な時に相談者がいない。
後になってトラブルが大きくなることがある。
外注とたまに差別的に言われることがある。
こらちとしては会社が行うことの手足に、
又は道具になっているのだが。
お互いがお互いを必要とする関係、
協力業者と呼ぶのが相応しいはずである。
ブレインがしっかりしないと動けない。
上に立って他人に指示や指導をする人は必要であるが、
現場の人間より知識や経験を持ち合わせているか、
はたまた仕事を知らなくとも人間的に優れているかの
どちらかが必要である。
仕事がキャンセルになったことよりも作業が出来ないこと、
それよりもお客様の希望に添えなかったこと。
とても残念に思う。