TOKYO BAY AREA 

Sunset hills

byサントス

遊び心

2012-11-05 23:30:19 | old times

らくらく炭というやつを使った。

着火性は確かに良いが、

炭に比べたらちょっとと言った感じ。

火をつけたら最初にくすぶって煙がたつ。

もうちょっと火力がほしい!!

思った火力を得られず。

途中で炭の量を増やす。

やっぱり炭を使わないと・・・・。

七輪を使うのは何年ぶりだろうか?

幼少の頃に家にあった記憶がある。

ただ何かを焼いて食べた記憶はない。

父親の田舎には土間に釜戸があって、

薪で焚いたご飯を食べたこともある。

七輪で何かを焼いた記憶はこの時のことかなと思う。

 

春には土筆、ゼンマイ、わらびなども摘みに行った。

大きな袋に土筆をいっぱい採り、

家に帰ってからは茎だけにしてしょうゆで煮詰める。

あんなにたくさんあった土筆も小鉢一杯ぐらいになってしまう。

竹やぶでは筍も採れた。

 

夏の夜はカエルが大合唱する。

日が暮れるとうるさいぐらいに鳴いていた。

つるべで井戸水を汲んで飲んだ。

冷たい水が美味しかった。

 

秋には松茸を取りに裏山に入った記憶もある。

小学生に入った頃だったと思うが、

その頃から松が枯れてしまった。

栗の話は以前書いたが、

落ちいてるイガイガから残っている栗を取り出して、

灰火に放り込んでいただきました。

 

なりっぱなしの柿は冬には赤くぐじゅぐじゅに熟れている。

先割れの竹棒で枝ごと切り離すのだが、

なれないと地面に落ちて破裂する。

上手に採れた柿がまた甘いこと甘いこと。

夢中になって食べてよく腹を壊したものでした。

 

年末には餅つきもした。

朝から晩までいくつつくかわからない。

今考えると半端な量ではない。

親戚が顔をそろえるのもこの時であった。

つきたての餅をオロシに絡めたりきなこをまぶしたり、

田舎の餅はとにかく美味しかった。

そうやって季節を楽しんだ。

昔懐かしい話しである。

 

開発で生活が便利になった。

それと同時に昔ながらの風景は失われていく。

いつかはもう二度と見れなくなるのでしょうね。

遊び心で買った七輪だが

子供の時のことを思い出してしまった。

七輪に火を入れたら炭が消えるまで就いてないといけない。

都会はいたって不便である。


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