らくらく炭というやつを使った。
着火性は確かに良いが、
炭に比べたらちょっとと言った感じ。
火をつけたら最初にくすぶって煙がたつ。
もうちょっと火力がほしい!!
思った火力を得られず。
途中で炭の量を増やす。
やっぱり炭を使わないと・・・・。
七輪を使うのは何年ぶりだろうか?
幼少の頃に家にあった記憶がある。
ただ何かを焼いて食べた記憶はない。
父親の田舎には土間に釜戸があって、
薪で焚いたご飯を食べたこともある。
七輪で何かを焼いた記憶はこの時のことかなと思う。
春には土筆、ゼンマイ、わらびなども摘みに行った。
大きな袋に土筆をいっぱい採り、
家に帰ってからは茎だけにしてしょうゆで煮詰める。
あんなにたくさんあった土筆も小鉢一杯ぐらいになってしまう。
竹やぶでは筍も採れた。
夏の夜はカエルが大合唱する。
日が暮れるとうるさいぐらいに鳴いていた。
つるべで井戸水を汲んで飲んだ。
冷たい水が美味しかった。
秋には松茸を取りに裏山に入った記憶もある。
小学生に入った頃だったと思うが、
その頃から松が枯れてしまった。
栗の話は以前書いたが、
落ちいてるイガイガから残っている栗を取り出して、
灰火に放り込んでいただきました。
なりっぱなしの柿は冬には赤くぐじゅぐじゅに熟れている。
先割れの竹棒で枝ごと切り離すのだが、
なれないと地面に落ちて破裂する。
上手に採れた柿がまた甘いこと甘いこと。
夢中になって食べてよく腹を壊したものでした。
年末には餅つきもした。
朝から晩までいくつつくかわからない。
今考えると半端な量ではない。
親戚が顔をそろえるのもこの時であった。
つきたての餅をオロシに絡めたりきなこをまぶしたり、
田舎の餅はとにかく美味しかった。
そうやって季節を楽しんだ。
昔懐かしい話しである。
開発で生活が便利になった。
それと同時に昔ながらの風景は失われていく。
いつかはもう二度と見れなくなるのでしょうね。
遊び心で買った七輪だが
子供の時のことを思い出してしまった。
七輪に火を入れたら炭が消えるまで就いてないといけない。
都会はいたって不便である。