８．５㎝の小さなスピーカー、
フレームに少し錆はあるものの悪くはない。
ピエゾホーンツイーターも時間がたつにつれ
音が響くようになってきた。
自己主張の強い音である。
思っているより指向性が強い。
振動版が振れているうちに動きやすくなったのか、
一応ホーンとしての役割を果たしている。
ストライクゾーンにある音は工夫によって随分と良くなった。
おもちゃのようなホーンが振動に負けて
ちゃっちい音がよりちゃっちくなるというもの。
振動対策としてホーンの裏側にパテをてんこ盛りにする。
このことで随分と音が前に押し出されるようになる。
いいい傾向である。
音圧のレベルの問題がある。
どういう風に調整しようかいささか悩んでいる。
カットオフを自分ではどうにもできないので、
安いボリュームを買ってくるしかないかな。
理屈的には多分４個のフルレンジと
同じぐらいになっていると思うが、
低域が出ていない分やけに高域が目立ってしまう結果となっている。
オーバーラップしている帯域が多いので
やはりもう少し下げたほうが良さそうである。
多分、もう少し径のあるウーハーかフルレンジに
合わせたほうがいいように思う。
あと厄介なのはトーンキャラクターを
もう少し親和性のあるものにしたい。
耳が慣れてきた部分もあり、
振動版も動きやすくなったせいもあり、
こなんものかと思いつつも少し欲が湧いている。
スピードの速い音であるが、
低域が音になり切らない。
いささか仕方がないことではある。
トイチックな音にもう少し品を持たせてあげたい。
