4月24日、我が家のベランダで5年ぶりにツマグロヒョウモンが羽化しました。
久々に心からの笑顔を運んでくれた このこは男の子。
幼虫を見つけたのは3月始めのタチツボスミレの葉っぱの影。
下の写真はその幼虫が3センチ弱になった頃です(3/9)。(写真はパンジーですが、これは幼虫を見つけてから食用に買ってきたもの)
多分、去年の10月か11月頃にスミレの植木に産み付けられた卵から孵った幼虫でしょう。というのは去年の晩秋、ツマグロヒョウモンの♀をベランダで見掛けていたからです。寒い冬に向かっていく時期なので幼虫でひと冬を越したに違いありません。5、6年前にも越冬した幼虫が羽化して旅立っていったことがありました。あの時もサナギ化になるのに日数を要し、サナギになっても羽化するまでに随分かかった記憶があります。(通常はサナギになってから10日~2週間ぐらいで羽化します)
案の定、この幼虫も成長は遅く写真を撮った3/9から大きさも3センチ弱のまま2週間もかかってサナギになりました。
3/23にサナギ化して約1ヵ月後の朝(4/24)サナギがモゾモゾと動きだし、おっ、羽化するぞ!と三脚にムービーカメラをセットして待ちました。お昼過ぎ、動きは止まり、羽化は明日かなぁと思い(過去の羽化は全て午前中だったので)カメラを止めて買い物に出かけました。
買い物から帰ってきてもサナギはまだじっとぶら下がったままでしたが、午後4時28分に羽化しているのを発見。サナギから出てくる瞬間も羽を広げる瞬間も見逃した(/_;) サナギ化した時から今回は動画を撮ろうと意気込んでいたのに、本当に残念無念(>_<)
気温が下がり始めた夕方に羽化したせいか、サナギのカラから咲いている花へ少し動いただけでじっとして動かない(5:30頃)。カラになったサナギからこの花へは飛んだはずですが、これも見逃した。・・・明日陽が差してきたら元気に飛び立つだろうか・・・
一晩気を揉みなが朝を待った。
朝の6時前から家事もそこそこに蝶に気を取られながらそわそわ。
じっとして動かない蝶に、ひょっとして羽をうまく乾かせずくっついてしまったのだろうか。そんなツマグロヒョウモンを何匹か見てきた。涙がでそうになる。だが!
↑4月25日 9時40分、蝶は飛んだ!
スミレの閉鎖花がど真ん中になって綺麗に撮れなかったので場所を変えて写真を撮ろうとしたその瞬間蝶はベランダから飛び立った。ヒラヒラと羽を広げて飛んでいった。
良かった~(^O^) 元気に飛び立っていった\(^_^)/
その日はとても嬉しい日になりました。新型コロナウイルスで毎日毎日気が滅入る日々を、越冬して生きのびたツマグロヒョウモンが元気づけてくれました。ありがとうっ。
実はうちにはもう1匹、越冬したツマグロヒョウモンのサナギがいます。上の飛び立っていった蝶のサナギ化に遅れること2週間後の4月5日にサナギになったツマグロヒョウモンです。このこは幼虫としては大きい方で5センチ近くありました。でもサナギの大きさは小さかった幼虫も大きかった幼虫もほとんど変わりません。(いずれも全長は3センチほど)
↑このこの羽化は多分5月の連休の終わり頃と思えます。
皐月の空に綺麗な蝶に変身して元気に飛び立つんだよ。
駄文の長文を読んでくださった方々、お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。<(_ _)>
★★★★★★★★
【追加】2020/05/02(土)
最後に紹介しました4/5にサナギ化した上記のツマグロヒョウモンが今朝(5/2)9時過ぎに羽化し、昼前に飛び立っていきました。女の子でした。
◆実を言いますと、4~5日程前に植木に水やりをしていた最中、桃の枝に体が触れてサナギを下に落としてしまったのです(-_-;)。慌てて拾い上げ尻尾の先を接着剤で枝にくっつけました。どうにかくっつきましたが、どうか無事に羽化してくれますようにと祈る気持ちで見守ってきたので、こうして羽化して飛び立ってくれたことに心から喜び自然に感謝しました。良かった良かった\(^_^)/◆
先に羽化した♂も今朝の♀も2匹とも去年の冬を越した越冬組です。
上記の記事内容と重複しますが、まとめますと
♂は
3/23にサナギ化。
32日目の4/24 16:28頃に羽化。
その日は飛び立たず翌日の4/25の朝9:40に飛び立つ。
♀は
4/5サナギ化。
26日目の5/2 朝に羽化。その後3時間ほどで飛び立ったようだ。
(春生まれ夏生まれのツマグロヒョウモンは通常サナギ化から2週間以内に羽化する)
因みにツマグロヒョウモンの♂♀の見分けは羽の上側の模様にあります。
以下の画像はMyblogの2014/08/16の過去記事から持ってきました。
道端に生えている野草に興味を持つようになってから昆虫にも関心がいくようになりました。まだまだ知識とも言えない浅薄なものしかありませんが。
特に見事な変身を遂げる蝶々には大いに関心を持ちました。それまで蝶といえば野原で飛んでいる姿にしか目がいきませんでしたがサナギという段階を経てその姿があることに不思議さを感じます。
glimiさんが目撃された蝶々は最近こちらでも増えている「ミスジチョウ」でしょうか。アゲハチョウより小さくてモンシロチョウより大きいです。
https://www.insects.jp/kon-tyomisuji.htm
見事な産婆さんでした~有難う!!
私の家でもタチツボスミレだけではなくいろいろなスミレがあって冬中このツマグロヒョウモンの幼虫を踏まないように(実は庭中を歩いていることが結構あります)足元を気を付けて見ながら狭い庭を行ったり来たり~
幼虫がいろんなところに居るんです~
でもこうしてサナギを発見したことは全くないのですよ~産婆さん失格です!
サナギから出てきて羽化までの記録とっても貴重です
有難うございました!
以前は羽化して飛び立てない蝶を何度も見ているので、羽化の時はいつもハラハラドキドキです。5年振りの男の子は羽化に二日もかかって青空に飛んでいきました。ヒラヒラヒラヒラと。最高でした。いつまでも飛んでいった方を見つめ続けていました。
そうですね、ツマグロヒョウモンの幼虫はある程度大きくなると、サナギになる場所を探してウロウロ這い回りますね。以前は壁や塀やエアコンの室外機、あるいはスプレー容器の先っちょでサナギになっていることが多かったです。そのうち私自身が学習して、下を這い回っていると、そっとつまんで枝のある植木蜂におきます。枝のある鉢は、木瓜と桃の二種類しかないですけど(>_<)
何度かそれを繰り返してやがて木の枝にぶら下がりサナギになります。
今回も何度も何度もつまんでは鉢の上に移しました。
私はいい産婆さんでしょ(^O^)
ま、それも狭いベランダで植木蜂の数も少ないからできるのであって、庭でそれをするのはムリというものですね。
いろんな花に埋もれている花ぐるまさんが羨ましいです。
毎日TV,とラジオを点ければ新型コロナウイルス感染のニュースが多く、聞く、視る疲れがします。大阪の吉村知事はすっかり全国区になるほど出番が多いですね。このまま終息に向かえば将来の総理候補ですね。
前置きが長くなりましたが、ツマグロヒョウモンの幼虫から孵化までを入念に観察されましたね。私は黒い毛虫が地面を這っているのを見たことがありますが、孵化の様子は見たことがありません。貴重な観察記録をを見せてくださり有難うございました。
収まる気配を見せない新型コロナウィルス過はいやですが、それに対応する各都道府県知事の個性や政治姿勢が垣間見えて面白いですね(面白がってはいけませんが)。
今朝、当記事の最後に紹介したもう1匹のツマグロヒョウモンが羽化し、飛び立っていきました。羽化した瞬間も飛び立つ瞬間も見逃しました。残念です(/_;) 女の子でした。
嬉しくもあり、腑抜けになった気分でもあります。娘を嫁がせる時って多分こんな気分なのでしょうね。フー
ツマグロヒョウモンちゃんの羽化、連休初めに拝見してわくわく♡
今日、追記も拝見してさらにワクワク♡
無事羽化の幸せな2匹と、送り出されたあまもりさんの
愛情と達成感、巣立ち症候群みたいなお気持ちに
じーん‥ときています。
長くて纏まりのない文章を読んで頂いてありがとうございました。
冬を越した幼虫がサナギにそして羽化へと、春生まれや夏生まれより長くかかって飛び立っていた蝶たちが愛おしくて、そして寂しくて、何とも言えない複雑な気分になっておりやんす。(>_<)
こんな複雑な気持ちを察してくれるなんてさすがポージィさんは優しい!おおきにです。
新型コロナ禍の終息がいまだ見えず、不安定な気分で毎日過ごしていますが、季節はいつの間にか春になっています。人間以外の自然界の動植物は何事もなく過ごしています。人間は傲慢になりすぎて自然から手痛いしっぺ返しをされているのかもと、今気分はナーバスになり勝ちです。