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鳥取砂丘を初めて見た時は、想像していたより 狭い ! でした。
日本一広い砂丘と言っても砂漠じゃないのですから、サハラ砂漠やタクラマカン砂漠と比べていた私のほうがどうかしている。と思ったのは2回目以降でした。
「馬の背」と呼ばれている海のそばにあるひときわ高い砂丘。上り下りする人々が点々にしかみえません。
随分距離があるように見え、これまで一度も行ったこと無し。馬の背越しに見える日本海の水平線を眺めたり、馬車に乗ったりしていただけでした。
誰かが「あそこへ登ろうな」と指さす。
「なに言うてんのん。遠すぎ。やめとこ」
「人、見てみぃ。あんなにちっちゃいねんで」
「汗だくになること間違いなし」
「見るだけやったらつまらんやん。行こ行こ」
結局押し切られ、みんなで馬の背を目指すことに。
下りきったところは「すりばち」と呼ばれ、草地があり水が湧き出ている。
水は塩水ではなく真水でした(味見したのは私)。
「オアシスや!」誰かが叫ぶ。
「えらい狭いオアシスやな」
「どこから流れてるん?」
「上の方からやで」
入り口近くの林方面から流れているようでした。
「ラクダのおしっこが混じってたりして」
「ゲッ!」
深い砂に足がのめり込み登りの辛かったこと。
でも30分弱(多分)で馬の背にたどり着く。
頂上からの日本海の眺めと爽やかな海風は、汗まみれの身体を充分に癒してくれました。疲れは感じなかった。来て良かった!
と、そこからまた誰かが下の浜辺へ下り始める。ここから先はかなり急な斜面になっていて、下り始めると足がもつれそうなぐらいに早足になる。
ダダダダ~ 滑り落ちている。
たたんだ段ボールをお尻に敷いて滑り降りようとしている若者もいた。
途中で手から段ボールが離れ転がり落ちていく。下で砂まみれになっていた。笑っている。楽しそう。
私は馬上でお茶を飲んで、転がり落ちるように下りていく仲間を見ていただけ。
波打ち際まで下りた仲間は、海水に足を浸けて海に向かって何か叫んでいる。若いな。格好だけは。
こちらに帰ってくる時がまたたいへん。四つんばいになって這うように登ってくる姿はもう人間には見えなかった。
砂丘では馬車とラクダに乗れます。経営者は別々なので客の争奪戦がすごい。
ラクダは、人を乗せて砂丘の入り口近くの平坦な所をぐるぐる回るだけ。
馬車の方は砂丘の中でも砂地が固まっている林の中を往復するだけ。
両方とも「馬の背」には行きません。馬だってラクダだって深く急な砂丘を登り下りするのは無理というものです。
ラクダは眠っているように目を伏せていますが、これで目はあいているのです。この伏し目のままで人を乗せていました。観光客がなで回してもじっとしているおとなしいラクダたち。
馬車を曳く馬はサラブレッドやアラブに比べると随分と身体ががっしりとして逞しい足をしています。この馬はフランス原産の「ペルシュロン(Percheron)」で、明治時代に農耕馬として輸入されました。農業が機械化されて数は減りましたが、北海道では「ばんえい競馬」、通称「ばんば」で活躍しています。1トン近くもあるそりを曳くペルシュロン系の障害レースは世界でも北海道にしかないそうです。
キティちゃんを乗せたこの逞しい鹿毛のペルシュロンは休憩のお散歩なんでしょうか。先に通り過ぎた芦毛は「ゆき」ちゃんでしたが、この鹿毛くんの名前は確認していません。
砂丘の紹介写真でよく登場するのが、汗だくで登った「馬の背」の風紋です。
この風紋がきれいに見られるのは、誰も足を踏み入れていない早朝でないと無理だということです。風と砂が作る芸術を見るには近くで一泊するか、夜通し走って早朝に到着する以外にないようです。
以前はここでよくパラグライダーやサンドボード(スノーボードの砂版)を見たのですが、今回は平日のためか見かけませんでした。
歩くのは一寸ゴメンと言う感じですが
こうして見せて頂けた事は大いに感謝します。
ナカナカ行けるものではありませんし、、
有難いな~~と思いながら拝見しました。
砂丘から見る景色、海の色。美しいですね。
相変わらずの楽しい説明で傍に居るように楽しませていただきました。有難う御座いました。
お疲れさまでした、ようお越しやす。
お元気なsakuraさんだったらこの馬の背ぐらい登れますよ。
そんなしんどいと仰るなら、ラクダの背に
楽しんでいただいておおきに。
って、何がめでたいのかわかりませんが(笑)
上り下りがかなりきついですが30分ほどで馬の背中のてっぺんに行けますよ。
poloさんなら率先して行きそうな気がする(笑)
砂丘は見るだけでなく、歩くべきだと今回思いました。
歩いて登って紺碧の日本海を一望した時は感激しました。
画像では、砂の色がマチマチですが、確かに薄茶色でした。
砂の色が薄茶色だと珍しいのですか。
はい気心の知れた仲間達と遊んできました。
お互い日頃のきつい仕事も忘れ思いっきり楽しんできました。
鳥取砂丘、写真でしか知らないけど
こんなに綺麗な所なんですね。
絵本の「こんとあき」を思い出しました。
あれは絶対、鳥取砂丘だな。
砂丘から海が見られる。
急な坂を下りると海岸へ降りられる。
綺麗な風景だなぁ。
なんかもっと観光地、観光地下イメージを持っていただけにとても新鮮でした。
こんな綺麗なところなら私もいつか行ってみたいなぁ。
なんか楽しそうな絵本。
砂丘へ上がる階段の入り口付近は観光地、観光地してますよ。
ただ砂丘内に入ると一面大きな砂山が。あたりまえか。
この砂丘も緑が徐々に押し寄せてきていると聞きました。砂丘の面積が狭まった言うことですね。
今度Tくんと競争して馬の背をめざしてください。
その前にスイポテさんの膝を治しとかなあかんね。
大事にしてね。
感激です。
学生時代に1回だけ、行きました。
素敵な景色ですね。
いろいろな場面を、楽しんで、見させていただきました。
涼しい西からの”秋風”が入ってくるようになったので、一安心しております。笑
こうして色んな方向から見回すと(写真を拝見すると)
意外と狭いんだなって、私も思ってしまいました。
確かに見渡す限りの砂地が広がっているような砂漠が
この狭い日本にあったら大変で、恐ろしいです(^^;)
あら、あまもりさんはオアシスの水を味見してみられ
たんですね。真水。不純物はナシでしたか?
オアシスの緑の部分が何なのか気になりますが…
何が生えているのかご覧になりました?
ちゃんと駱駝がいるのには笑っちゃいました。
すかさず頭の中では「月の~砂漠を~♪」と鳴ってます。
誰の足跡もついていない砂丘は、綺麗でしょうね。
たしか去年、兄夫婦が鳥取砂丘に行って、そのときの
写真を見せてもらいましたが、風が強く足跡など
吹っ飛んでいて綺麗でしたよー。
そこに立つ人間はたまらんかったでしょうけれど(^^;)
私達はその爽快感を味わう為に山に登るのです。もうひとつビ-ルを飲む爽快感もありますけど・・・
鳥取砂丘は年々緑地化しているらしいね。
ただでさえ狭い砂漠のあちこちに草が生えてきたらイメ-ジダウンになりますね。
あまもりさんの写真にもその兆しが見てとれます。
あまもりさんは競馬だけではなく馬の事にも造詣が深いのですね
サラブレッドだけならまだしもこんな馬も知ってるんだ!!すっげ~。
目黒キテイが落語のネタとも全然思わんかった