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表紙はマウスオンになっています。裏は後醍醐天皇の詠まれた歌です
4月8日の日曜日、奈良の吉野のヤマザクラは既に散り始めていました。
下千本、中千本、上千本、奥千本の約3万本と言われる吉野の桜は、例年なら4月上旬から咲き始め、下、中、上、奥千本へと順々に広がり4月の下旬まで楽しめます。しかし今年の暖冬で開花が早まり、すでに奥千本まで満開になっていました。
大阪のソメイヨシノは散り始めた所もありますが、まだまだ見頃。その大阪より早く吉野の桜はピークを迎えていたとはこれこそ想定外。
吉野で桜を楽しむには、ロープウェイ、バス等を利用せず、下千本なら下千本、中千本なら中千本と目的地を決めてハイキングしたほうが大いに楽しめます。
私?バスとロープウェイを利用して大失敗・・・でした。
ほとんどお土産物屋通りを歩くはめに。この通りは人出でごった返している上に、吉野の壮大な桜を見ることはできない。
でも吉野山に来たらぜひとも寄りたいと思っていた「吉水神社(よしみずじんじゃ)」の「一目千本」という絶景の場所から吉野の桜を見ることができたので、良しとします。
ここはお勧めです。吉野山に来ることがあればぜひ吉水神社の「一目千本」から壮大な桜の風景をご覧ください。ウグイスの声も絶え間なく響き渡っていました。
上段左から2番目がそこから撮った風景です。左が中千本、真ん中から右にかけて上千本。右上が奥千本でしょうか?ちょっと自信がありません。
赤い若葉と一緒に咲くこのヤマザクラが好きです。
ヘタな写真でお恥ずかしいですが、ご覧ください。
白い花、赤い葉。幹にびっしりと苔が生えた桜の古木。
このヤマザクラが吉野一帯を彩っています。
吉野桜のほとんどはこの「シロヤマザクラ」です。
下段は吉水神社内です。
源義経が、兄の頼朝に追われ吉野に隠れ住んだのがここ吉水神社。
ここから鎧を脱いで山伏姿となり奥州平泉を目指したのです。
静御前と永久の別れとなった場所でもあるのです。
義経の鎧を見て、やっぱり小柄な武将だったのだと思いました。
静御前の着物は、表着で「厚板・片身替(あついた・かたみがわり」と言って、左右別々の柄が特徴と説明板に書いていました。
時代が下って、後醍醐天皇が足利尊氏から逃れこの吉水神社(当時は吉水宮)に居を構え、南朝の皇居としました。
この吉水宮の北側(京都方面)に毎日立たれ、必ず京に戻ると強く望みながらここで波乱に満ちた生涯を閉じられました。
吉水神社の祭神はこの後醍醐天皇です。また後醍醐天皇は湊川で戦死した楠木正成を偲び厚く供養をし、共に祀られています。
またまた時代が下り、豊臣秀吉が天下統一を果たした絶好調時に吉野で大花見宴会を催した折りに吉水神社を本陣としました。
写真は失敗しましたが、秀吉の豪華な花見を描いた金屏風もありました。
その他数え切れないほどのゆかりの宝物を手に取れるような形で見せていただきました。
吉水神社に来て良かった。心からそう思いました。
吉野の草花も同時にUPしようとしましたが、文字制限に引っかかりました。
別の記事にします。
私大阪埋めれでも吉野山は2度くらいしか行ってません。
1度は小学5年生の林間学校。
暑い時期にいた覚えがあります。
もう1度は大人になってから、桜ではなく???何を見に行ったのかな?よく覚えていません。
一目千本桜。本当に美しいですね。
いつも吉野の桜を見に行きたいと思っていてもなかなか時期が難しいのと遠いのとで目的達成できてません。
丁度良い時期にぶつかりましたね。
あまもりさんは。
義経の鎧や静御前の左右模様の違う着物。
桜以外に見るものも沢山あって一度は行きたいところです。
今年のお花見は吉野山の桜を見られて幸せです。
こんなに色々な角度から見ることが出来てブログって本当に楽しいですね。
有難うございました。
吉野山の桜の眺めはカナダのローレンシャン高原やアルゴンキン公園の紅葉の眺めに匹敵しますね。素晴らしい眺望楽しみました。実際に眺めたらもっと良いだろうと想像します。
吉水神社の宝物も色々見せていただいて です。
説明も私にさえ判るので嬉しい。
写真をアルバムに収めるための準備にも時間が掛かると思うのですが、それも感謝です。
今回もホームラン!!大ヒットですね。
素晴らしい吉野の桜ならびに歴史的な文物を、これまた素敵なマウスオンテクニックで紹介いただき有難うございました。
下千本,中千本、上千本、奥千本は、本当に見ごたえがありますね。実は8年ほど前に、会社時代の仲間と同期会で、吉野を訪れました。たしか4月の下旬でしたが殆ど葉桜で、しかも雨に降られ歩くことも出来ずでした。あまもりさんの写真を見させていただき、本来の吉野の桜を味わうことが出来ました。あまもりさんの歴史のお話も鎌倉時代の源義経、建武の中興の後醍醐天皇、南北朝、、楠木正成、下って豊臣秀吉など人物の紹介もあり大変分かり易く勉強になりました。確か後醍醐天皇に関連し、児島高徳が詠んだ”天、こうせんをむなしゅうすること莫れ、ときにはんれい無きにしもあらず”の歌碑があったようなきがしますが。
さらに役の行者にまつわる立派なお寺もありましたね。
これからも色々教えてください。私は歴史が大好きです。
あまもりさん おおきに!!
開けてビックリ玉手箱。あまりの美しさに驚きました。
盛り沢山にアップして下さって嬉しい。
後醍醐天皇のお歌、義経の鎧、静御前のお着物等々。
弁慶の力釘。凄いですよね。
本当に面白く拝見しましたよ。
絶対一度行って見たいと思いました。
桜の綺麗な時期は難しいですが、あまもりさんのお陰で本当に素晴らしい景色を見せていただきました。
本当に、おおきに、
私はソメイヨシノよりは遅くこれから見頃を迎えるのだろうと思っていました。
それでも「一目千本」から見る桜景色は絶景ですね。
この目で見てみたいです!
吉水神社もチェック!
静御前の着物は特別公開って書いてあるから普段は見られないのかな。
素晴らしい景色と貴重なもの、見せてもらって
私も4月の中ごろにはいくつもりでしたが、もう散り始めているとは・・・・・
なんてきれいな桜の山でしょう!
想像以上です。
あまもりさんの表現力もすばらしいですね。
ただただ 感嘆の声をあげるだけです。
この、赤い若葉との色合いのよさ!
この花が好きと言われる訳がわかりました。
一目千本!!
これは見応えありますね。
コメントの1番手の花ぐるまさんと同じく、私も小学校5年生の真夏の林間学校がここでした。
それからずーっと行けなくて4~5年前に町内の日帰り旅行で行ったけど、それは晩秋。桜もみじが綺麗でした。
春のこの時期に、是非行きたいところですね。
吉水神社の宝物、歴史のお話、あまもりさんのブログはやっぱりいいなぁ。
吉野山は、阿倍野から近鉄特急で1時間15分。
でもうちの家から阿倍野まで1時間弱。
特急予約待ちもあって約3時間ほどかかります。
近いと言えば近いし、遠いと言えば遠い。
吉野の桜が見頃だとネットで調べて行きました。
でも7日の土曜日に雨が降らなければもっと綺麗な花見ができたのかもしれない。
秀吉やその昔の天皇の行幸には桜の花守たちも死ぬ思いで計算したのでしょうね。
ネットなんて便利なものはなかったし(当然ですけど)、咲く状態から逆算して知らせなければいけなかったんですから。
花ぐるまさんももしチャンスがあれば、ネットで予め調べて実際に見に行ってください。
吉野は古代からの歴史も多く見る所は多いので、吉野で1泊して計画的に見るほうがいいかもしれません。
じゃんねんでした(笑)
トップでも最後でもコメントを戴くのが嬉しいので、私にはどちらでもいいのですが(笑)
カナダの眺望の良い名勝地と同じだと言っていただいておおきに。
もっと綺麗に撮れていたらと後悔してます。風景はほんと難しい。まだ慣れてません。
吉水神社の秘宝はもっと沢山あったのですが、薄暗い室内で失敗ばかり。はぁとため息が出ました。
それでも吉野の一端を少しでも知っていただけたのなら嬉しいです。ほんまおおきにでした。
吉野の桜の見頃を見極めるのは難しらしいですが、今はネットという便利なものがあるので助かります。
それでも前日の雨でかなり散ったようでした。吉野は近くて遠い所だと思いました。
それに広すぎるので、的を絞らなければ桜を見ずに吉野杉ばかりを見て帰るということにも。
六無斎さんは歴史に詳しい方ですね。
児島高徳の歌碑・・・すんません、知りませんでした。
壬申の乱の天武天皇が大海人皇子と名乗っていた頃に兄の天智天皇から逃れ吉野に隠遁したことや、役行者が開いたという吉野山一大きな寺の金峯山寺、又西行がしばらくの間住んでいたことなどは、吉野山の説明に書いてありますので知っていましたが。
今回は吉水神社一本に絞りましたが、この吉野を全部巡るとすれば1泊か2泊しなければいけません。ほんと広いと感じました。