
1番人気は無敗の3冠馬ディープインパクト。史上初の無敗のグランプリ制覇が達成する夢を望む競馬ファンで、クリスマスのこの日大いに盛り上がりました。鞍上は天才武豊。役者は揃いました。
武豊騎手には勝たねばならないレースとして、かなりのプレッシャーがあったはず。
でも私は思うのです。菊花賞で3冠を達成した時の方がよりプレッシャーはあったはずと。3歳馬が初めて古馬とまみえるレース。勝つのが当たり前ではないはずとも。でも競馬関係者もスポーツ紙もディープインパクト一色に染まりました。
レースは予想通り9番タップダンスシチーが引っ張り緩みのないレース運び。武豊の6番ディープインパクトは後に下げる。これはいつものこと。驚いたのはディープと同じ末脚勝負の10番ハーツクライが3番手当たりにいたことです。ルメールは何を考えているのかと思ってしまった。あんなに早く前に行けば自慢の末脚が使えないのじゃないかと。
しかし、ゴール前の直線に向いて、前に行っていた9番のタップや17番のビッグゴールド、16番のオースミハルカが馬群に捉えられ下がる中、ハーツクライがぐんぐん前に行く。そこへようやく後からゴボウ抜きで飛んできたディープインパクトが並びかけようとするも、ハーツの脚色は衰えない。ついに迫るディープの半馬身先でゴールを駆け抜けた。
1着/10番ハーツクライ。2着/6番ディープインパクト。3着/14番リンカーン。
無敗の3冠馬は初めて負けて、シルバーコレクターと呼ばれたハーツクライが有馬を制しグランプリに輝く。
後で知ったことですが、ハーツクライの鞍上、フランス人のルメール騎手は前走のジャパンカップで3センチ差の2着に敗れたことから今回は前で勝負しようと決めていたということです。負けた時こそ次の勝ちが来るチャンスなんですね。
それに引き替え、武豊騎手にはかなりのプレッシャーがあったことは間違いありません。1番人気馬に乗ることが当たり前の天才武豊にプレッシャーで乗り方を誤ることはないはずですが、ルメールのように自由には乗れなかったはず。その上、勝負する馬を間違えたのではないかとも思いました。前に行ってなお下がらないハーツクライに気づいた時はもう既に遅し。
今回の有馬記念はいろんな意味で勉強をさせてもらったレースです。おそらく忘れられないレースとなることでしょう。
◆静止画は、有馬記念優勝馬ハーツクライ。
マウスポインタオンでレースのスライドが始まります。
(あまりきれいではありません。いえむしろ汚い

私は、競馬の知識はないのですがこの度の有馬記念、と云うよりも「ディープインパクト」に興味があって走る姿を見たくSWを入れました。
最後尾を走る姿に、暫くいつものように外側から牛蒡抜きする姿を想像しましたが、3コーナーを回る辺りから歩調に力なさを感じました。
あまもりさんの云われるように、武豊のプレッシャー負けで、ルメール騎手の頭脳勝ちなんでしょうね。
ディープの負けは、新聞などで"雪の影響による・・・"etcと書かれていますが、負けは負けですよね。
あっそうだ、TB有難うございました。
記事楽しく読ませていただきました
競馬で黒字になったことはありません。でも遊びの範疇で楽しませてもらっていますから長く続いているのだと思います。それでもたまに勝つと嬉しい。
勝つことを前提にされた馬と、自由に挑戦できる馬との違いもあったことは確かだと思います。馬の良さを引き出すのは後者ですよね。
ディープインパクトは無敗のままできていましたから、これでプレッシャーはなくなることでしょう。来年からのディープ対ハーツが楽しみです。
デモなんでも楽しめるあまもりさんが羨ましい!
競馬が博打好きのファンだけだった頃は、女が競馬をっ なんて言われるのが落ちだったでしょうね。
でも今は女性ファンも増えて、好きな馬や騎手の馬券を買って応援するファンも増えました。健康的でいいことですね。
JRA自体も無敗のグランプリ馬の誕生を望んでいたに違いありません。かつてのハイセイコーやオグリキャップのようなスター馬の登場で競馬ファンを増やしたいのですから。でも現実は甘くない
競馬は馬券を買って観るからこそ力が入り面白いことも確かです。
でもレースを組み立て、どの馬が逃げるのか、今回この騎手はどんな乗り方をするのか等々考えて推理する時も楽しいものです。そして、あれもこれもと買うのではなく、買う馬を絞り取捨選択する時の決断も必要とします。
自分の推理と決断はよく外れます。でも当たった時の嬉しさは最高です。
私は普段は1馬券百円買いです。当たっても外れても大儲けもなければ大損もありません。だから競馬を長く続けられるのかもしれません。でも今回はちょっとましなご馳走を食べに行けそうです(笑)
競馬は詳しくないけど、無敗のディープインパクトの走りは見たかったです。
ここで、あまもりさんの解説付きで実況録画を見せて頂き、勝負の世界の厳しさやら道理やら学んだ所です。
どうこういっても競馬は人が乗って馬が走る。
乗る人、走る馬、いろんな要素が絡み合って結果が出るんですね。
おめでとうございます。
最高のクリスマスになりましたね。
スライドはテレビ中継ですから、ゴール前、ディープが迫ってきたところは、6番ディープのアップばかりになりました。これはビデオ録画を写した画像ですが、実際のレース中は、ハーツを出してハーツを出してと叫んでいました。
中山第9レ-ス「有馬記念」を売場のTVで観戦しておりました。どこから集まったかTVの前は黒山の人だかりです。今までこんなに人が集まったのは見たことが無いほど人・人・人でした。
アナウンサ-がする馬の紹介で拍手・声援が起こり場内は異様の盛り上がりを見せておりました。
当然レ-スの開始とともにそれぞれの贔屓の馬へ怒声・悲鳴が巻き起こり、ディ-プには「まくれまくれ」との大声援が・・・・。
今年最後の素晴らしい雰囲気を味あわせていただきました。
しかし③のゼンノロブロイはどこに消えたのだろうか?
私の夢も③とともに消えたのでした・・・。
難波のウィンズは懐かしい。
ミホノブルボンのダービー、アドラーブルのオークス、難波で買いました。それっきりですけど。いつもは梅田のウインズで買うのに、このふたつのクラシックレースだけは難波に行ったのです。シルクムーンライトの小倉3歳Sは道頓堀で買いました。
その後、すぐにPAT会員になったのウインズとは縁が切れました。
そうですか、あの難波ウインズで有馬を見ていたのですか。懐かしいなぁ。
ゼンノロブロイはまさかの8着でしたね。私はロブロイを軸にした馬券をよくプレゼントしてもらったので、今回も馬券の対象に選んでいました。最後の競馬はちょっとショックでした。でも彼はけい養先も決まっていて種牡馬として保証されていますが、可哀相なのはタップダンスシチー。同じ引退でもいまだけい養先も決まっていない。共同馬主の馬は評価が落ちるみたいですね。