あまもりのなんやかんや

しがらみから離れてたまには身近な自然と親しみたい

淀川の脇役たち3

2006年05月24日 | 身近な自然

↑カラスノエンドウ【裏画像はアップです】
4月には可愛い花を咲かせ、緑色のエンドウ豆を抱いていたカラスノエンドウもこんなに黒くなるのですね。
サヤの中の種が黒いのでカラスと名付けられたようですが、こうして見るとサヤそのものもカラス色です。
これも最初は名前が分からず(花が終わっていたので)、Web検索してようやくカラスノエンドウだと分かったものです。


↑イヌムギ(犬麦)か、ノゲイヌムギ(芒犬麦)か
よく見かけるお馴染みの野草なのですが、Web検索するまで名前は知りませんでした。
イネ科のスズメノチャヒキ属で、イヌムギとノゲイヌムギの差は、芒(ノギ・ノゲ)の長さで比べるらしいですが、これは少し難しい。
芒というのは穂の先っぽに出ている細いヒゲのこととか。
この芒が穂のどのあたりを指しているのかちょっとよく分かりませんが、イヌムギは1ミリほど、ノゲイヌムギは4~5ミリとありました。
一番大きな違いはノゲイヌムギは表面に花穂が出るということです。この画像ではまだ花穂が出ていませんが、もうしばらく様子を見る以外にないですね。


↑スズメノヤリ【裏画像はアップです】
大名行列の毛槍のように見えるというので名付けられたようです。
すっと伸びた葉のない茎と、三角形の穂がそう見えないこともないですが・・・。もっと穂が広がると毛槍に見えるのでしょうか。


↑チガヤ【裏画像はアップです】
これもよく見る野草ですが、名前はWeb検索で調べました。「ツバナ」とも呼ばれるそうですね。
秋でもないのにススキの子どもが賑やかに・・・なんて思いました(笑)
アップ画像に見える赤っぽい穂を舐めると甘い味がするとか。ほんと?


↑ギシギシ【裏画像はアップです】
草丈が70~80センチから、中には1メートル近いのもありました。他の草より背高のっぽさんです。
ギシギシだと確定しましたが、もし違っていたらご指摘ください。
ギシギシの周りに生えているのは、イヌムギやネズミムギだと思います。


↑カラスムギのドライフラワー【裏画像は5月4日にUPしたもの】
緑に包まれた堤防上で、種子を飛ばし終わったカラスムギの白さが目立ちます。まるでドライフラワーのようです。


↑シロバナマンテマ【裏画像は葉の形がわかるものです】
これはWeb検索でもなかなか見つからず時間がかかりました。
マンテマより葉が細く、花は咲き始めがほんのりピンクで、開ききると白になるようです。1枚の花びらの長さは2ミリほどで、全体の直径は5~6ミリほど。
葉は対になっており、花は一方に偏って咲くのが特徴とありました。
ナデシコ科マンテマ属で、ヨーロッパからの帰化植物。


↑ハルジオン【裏画像は花のアップです】
今年はハルジオンが少ないように思います。それにハルジオンは白だと思っていたんですが、これは遠目で見ていたからでしょうね。
春紫苑ですから、この薄紫が一般的な花なんですよね。

ヒルザキツキミソウとおぼしき花はついに撮ることができませんでした。散髪された後でした。今週いっぱいで、UPした野草たちも散髪されそうです。

画像は全て5月21日撮影。鳥飼大橋から豊里大橋までの淀川右岸です。

【訂正】
ハルジオンを「ヒメジオン」と書き間違ってUPしていました。
ポージィさん、早くのご指摘、ありがとうございました。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
イネ科 (ポージィ)
2006-05-24 17:09:16
イネ科の野草たちがすごい勢いで伸びて、穂をつけてますね!

私は最初から放棄していましたが、あまもりさんはこれだけ色々調べられていて感服しました。

イヌムギとノゲイヌムギって、そんな僅かの差なんですか!?

ひゃぁ~よくそんなのを分けて名前付けましたね。

見分けられる人がどれほどいるかと思ってしまいます(^^;)



えっ、チガヤって舐めると甘いんですか?やったことないです。

穂が白くなって風に同じ方向にユラユラなびいている様子は

なかなかいいですよね。



そうそう。なんだか揚げ足取りみたいで気が進まないのですが、

「ヒメジオン」でアップされたのは「ヒメジョオン(姫女苑)」だと…

「ハルジオン(春紫苑)」と「ヒメジョオン(姫女苑)」が正しいようです。

ハルジョオンヒメジオンなど間違えてアップされているサイトさんも

ちょこちょこ見受けられるのですが…。

裏画像の二つ寄り添ったアップ写真、すんごく可愛いですね!



シロバナマンテナというのは初めて知りました(マンテナも)。

なかなか可愛いですね。
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ポージィさんありがとう(あまもり) (ポージィさんへ)
2006-05-24 17:36:18
わわわ・・・

自分では「ハルジオン」と書いていたつもりが。

ヒメジオンではありませぬ。ハルジオンです。

すぐに訂正します。(アセアセ)

春紫苑と姫女苑。はいご指摘おおきにです。

間違いがあったらどんどん突っ込んでくださいませ。

よろしくです。



淀川の堤防上はイネ科の植物が賑やかになってきました。

草丈がよく伸びるので、この頃に一斉に草刈りもされます。

干し草の匂いが通勤中の鼻をくすぐる。

これも淀川の初夏の風物詩ですね。

シロバナマンテナは、もう半分あきらめそうになった野草でした。

たまたま草花掲示板をキャッチできて、そこに載っていたので助かりました。

この花、これから咲き始めるようなのに、散髪の憂き目に合いそうです。
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たくさん見つけられましたね (横浜のおーちゃん)
2006-05-24 20:10:01
うちの近くのを確認できていません。

カラスノエンドウはもう黒くなっているのですね。

その隣にヘラオオバコも参加しているように見えますね。

シロバナマンテマを教えてもらって、最近撮ったフクロナデシコに似た花がマンテマだと気づきました。ありがとうございます。
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おーちゃんこんばんは(あまもり) (横浜のおーちゃんへ)
2006-05-24 20:36:12
キャハッ

また名前を間違えていましたね。

マンテナじゃなくマンテマですね。

アンテナじゃないんだから、んまにも~です。

早速訂正します。

おーちゃんにお礼を言われるなんてなんと嬉しい。

これで名前を間違っていなかったら最高なのに

ヘラオオバコはもう堤防上の主役といってもいいほどあちこちで顔を出しています。
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これからは夏の野の花の出番かな (熊子)
2006-05-24 21:43:07
大阪の春の野の花々は北の初夏の花々でもあります。もう花が終わり実になって風に乗って来年を待つんですね。釧路も日本で最後の桜を咲かせています。チューリップも綺麗に咲いてきました。懐かしいしょ(笑)。体調やっと復活です。年々体力低下で無理が出来なくなってきました。
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野草図鑑ですね。いいなぁ。 (スイポテ)
2006-05-24 22:18:54
うわぁ~たくさん採集してこられましたね。

写真での植物採集はいいですね、命を無駄にしないから。

「シロバナマンテマ」 こんなかわいい花も咲いて居るんですね。小さいなでしこのような花。

ハルジオンの花もかわいいですね。

種になったらたんぽぽに似た小さい細かい綿毛になって飛ぶんですよね。

小さい頃に、この手の小さな綿毛、(耳に入って耳が聞こえなくなる)と脅かされたものです。
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熊子さんこんばんは(あまもり) (熊子さんへ)
2006-05-24 23:52:00
おおっ、もう帰って来たんやね。おっかえり~

そうそう、春の花々たちは、もう終わりに近い。

釧路は今がサクラの満開!

サクラ、チューリップ・・・もうどんな花だったか忘れてしもた(笑)

体調が悪かった?

気づかずにごめん。

稚内、旭川、富良野と飛んでたのを見て元気やなぁとさえ思ってました。

体力低下は私も人のこといえませぬ。

お互い体を労っていこね。

なんや、お年寄りの会話になったようで(笑)
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スイポテさんこんばんは(あまもり) (スイポテさんへ)
2006-05-24 23:53:13
今、淀川はイネ科の植物満載で、とてもやないけど追いつけない。

ボケボケでボツにした画像もいっぱいあったし、これぞ!という時に電池切れになったりで、参った!

ハルジオンも綿毛になるんですか?

あれま、知らないことがまだまだあって、メモリ増やさなこら持たんがな。

せやけど、HDの回転数が遅いので、もういくらメモリを増やしてもあかんかも(笑)
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脱帽、ダツボウ。。 (serena)
2006-05-25 02:04:09
シロバナマンテナ

が可愛い。気に入りました。



それにしてもこの調べる根気に脱帽で~す。

まだまだ頑張ってくださいね。
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serenaさんこんにちは(あまもり) (serenaさんへ)
2006-05-25 16:47:14
調べるのはそんなに苦労はありませんでしたよ。

野草一覧の花期別・名前別のデータをサムネイルで表示してくださるサイトを見つけましたので。

ここで見つけた名前が正しいのかどうかを、今度はGoogle検索で確認します。

時間が掛かったのはシロバナマンテマでした。

草花の名前を教えてくれる掲示板をたまたまキャッチし、そこにこのシロバナマンテマがあり、思わずヤッターでした(笑)

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