トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

ワクチンに関する疑問

2021-07-13 13:06:42 | 日記
昨日の朝日デジタルの記事で、「「ワクチン在庫」あれば良いけど…政府主張に自治体反発」というものがある。

6月末で9千万回分供給し、5千万回接種、従い4千万回分在庫があるはず、というのが厚生労働省の主張である。

一方、神戸市は次のように説明する。

「1回目だけ接種を終えた高齢者の2回目として必要なワクチンが約23万回分ある。~中略~ 市は約23万回分を「在庫」とは捉えていない」

厚生労働省に対する回答がここに書かれている。つまり、2回目分のワクチンは在庫ではなく、成約済の製品という扱いなのだ。
政府は随時ワクチンを供給するから、2回目分も使ってどんどん第1回を打ってくれ、というのが本音だろうが、地方自治体は政府が今後きちんとワクチンを供給するのか疑っている。これまでの政府の対応を見ていると当然の疑念だろう。

政府も不毛な言い訳とか反論とかしてないで、早期に解決策を検討してもらいたいものだ。

ワクチンでいうと不思議な話がもう一つ。あれだけ職場でワクチンを打て打てと騒いでいた河野大臣が、手のひらを返したようにいきなりのブレーキ。
理由はモデルナの供給不足で、なんとゴールデンウィーク時にはわかっていたという。だけど職域接種って6月初頃から話題になっていたよな。

なぜこのようなことが起こるのかを考えていて、ふと思ったのが、菅首相の「1日100万回目標」発言。河野大臣はこの目標を達成すべく、将来玉切れになるのは承知の上で回数を稼げる職域接種を進めていたのではないか。目標は6月に達成されたが、その後玉不足で急激に回数は落ち込んでいる。

まあ、あくまで想像ですが、首相が言ったことは必ず達成しないといけない、という思い込みが起こしたのではないかという疑念はやはり晴れない。
前首相が「もし妻か私が本件に関わっていたら議員辞職する」という国会答弁をしたが、それをフォローするために、財務省が色々と隠ぺい工作を行ったのは周知のことである。

同じような構図が今回もおこったのではないか。
もしそうだとしたら、政府というのは何を考えて政治をやっているのか、あきれる話だ。