アマゾンによるとベストセラー1位らしいので読んだ方も多いと思います。
テーマは米中戦争なんですが、戦争がヒートアップしていく様が克明に描かれており、衝撃的と言えます。
特に戦術核が何時、どのように使われて、それに対する報復がどのように起こるのか、手に取るようにわかります。
まさに今、ロシアはウクライナで戦術核を使うかもしれないという事態で、現実に起こりうるストーリーです。
今後ロシアが何をするのか、それに対して欧米がどう対処するのかをシミュレーションするのに非常に参考になる小説だと思います。
小説の結末はここでは触れるつもりはないですが、何故核戦争が起こりうるのか、と言う事に対して一つの見解が示されていることを指摘したい。
つまり、核保有国が通常兵器による戦争で負けすぎた時、報復があるとわかっていながら戦術核を使う可能性がある、そしてそれが使われた時には連鎖的な報復の応酬が始まり、世界は大きな危機にハマると言う事。
逆に言えば、核を持つ相手との戦争で勝ちすぎてはいけない、相手を追い込んではいけない、ということ。ウクライナ戦争ではロシアの負けがほぼ確定的になっているが、あまり追い込んでしまうと世界的な悲劇になりうる。
負けてはいけないけど勝ちすぎてもいけない、現代の戦争は本当に難しい。
テーマは米中戦争なんですが、戦争がヒートアップしていく様が克明に描かれており、衝撃的と言えます。
特に戦術核が何時、どのように使われて、それに対する報復がどのように起こるのか、手に取るようにわかります。
まさに今、ロシアはウクライナで戦術核を使うかもしれないという事態で、現実に起こりうるストーリーです。
今後ロシアが何をするのか、それに対して欧米がどう対処するのかをシミュレーションするのに非常に参考になる小説だと思います。
小説の結末はここでは触れるつもりはないですが、何故核戦争が起こりうるのか、と言う事に対して一つの見解が示されていることを指摘したい。
つまり、核保有国が通常兵器による戦争で負けすぎた時、報復があるとわかっていながら戦術核を使う可能性がある、そしてそれが使われた時には連鎖的な報復の応酬が始まり、世界は大きな危機にハマると言う事。
逆に言えば、核を持つ相手との戦争で勝ちすぎてはいけない、相手を追い込んではいけない、ということ。ウクライナ戦争ではロシアの負けがほぼ確定的になっているが、あまり追い込んでしまうと世界的な悲劇になりうる。
負けてはいけないけど勝ちすぎてもいけない、現代の戦争は本当に難しい。