自然エネルギーは、今も昔も、天候や地形に左右される為、安定供給は難しい。
また、日本における自然エネルギー利用は、日本全体の発電量の10%程度、
そして、水力を除く、太陽光発電などの比率はたったの2%台に過ぎない。
太陽光発電は、日照が得られない為、夜間は発電量はゼロである。
自然エネルギーは、イメージほどクリーンではなく、電力も安定しない。
そして、自然環境にも少なからず、悪影響を与える。
投資目的としての利用が一時流行ったが、
補助金や買取制度があってのもので、2015年3月をもって、うまみは減っているばかりか、
最終的な廃棄まで試算に入れ、売電して得られる利益の財源がどこから出ているのかを考えれば、
環境問題をまともに考えることができる人間なら、手を出さないであろうと思う。
投資目的で、太陽光発電システムを導入する人に限って、
自然エネルギーを有効利用しているなどという大義名分を持ち出してくるので、困ったものである。
パネルのリサイクルは、現状のさまざまなリサイクルシステムを見ても、費用の面から(リサイクルすればするほどお金がかかる)難しいと思う。
使用済み太陽光発電パネルは、今も昔も産廃扱いである。
投資を目的とするなら、補助金などを当てにせず、もっと投資家らしい振る舞いをした方が良いと思う。
補助金乞食という言葉があるくらいなのだから。
余談ですが、
過去に太陽光発電システムに関係していた技術者として、唯一、今後の未来がありそうと思うのは、
条件の揃った新築物件※で、大きすぎない発電システム。
日中、電力を自家消費してしまうくらいのシステムが適当かと思う。
※新築とするのは、角度、方位の問題、屋根の防水の問題に適切な対処ができるからです。
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