ほぼ欠かさず見ているが、いよいよ11月27日に最終回を迎える。
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『篤姫』以来の女性にスャbトを当てた
大河ドラマで、上野樹里の主演でも注目されたが、
大河ドラマの見どころでもある豪華な俳優陣は、
ベテランから若手まで旬の役者が揃った。
特に、前半は織田信長役の豊川悦司、
後半は徳川家康役の北大路欣也の渋い演技が
光ったが、人気の向井理による秀忠像もなかなか
興味深い展開となった。
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浅井長政や織田信長で盛り上がった
戦国時代の前半から、本能寺の変を経て、
豊臣秀吉で盛り上がりを見せた中盤。
そして、いよいよ徳川家康の天下となり、
豊臣家滅亡、あの大阪夏の陣を迎えた終盤。
僕は日本史の中でも、特に歴史が短い期間に
めまぐるしい変化を遂げた戦国時代と
安土桃山時代に最も心が惹かれる。
江を中心に、浅井三姉妹をテーマにした本大河ドラマは、
女性の目から見た戦国時代という点でとても新鮮でもあり、
またこの波乱に満ちた時代を強く生き抜き、
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と日本を代表する
3人の天下人に深く関わった江という女性は
日本史の中でも稀有な存在である。
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大河ドラマの人間関係を見ていて、
戦場から、その場を会社組織などに変えながら、
その人間性の縮図はいつの時代にも
繰り広げられているということを実感する。
常に勝ち馬に乗り換える世渡り上手な人、
腕はたつが人望の無い人、不器用で損をしている人、
腹の底からあくどい政治家、自分の時代が来るのを
じっくりと待つ人、そして自分の命に代えてでも
信念を貫こうとする人など実に様々だが、
時の流れとのめぐりあわせなどに
よっても人の運命は大きく変わるものである。
また、今回、親子のあり方も全編を通して
取り上げられていたテーマの一つ。
お市の方と同じ生き様を選んだ茶々、
徳川秀忠と家康の微妙な親子関係。
そして江、秀忠の子供2人(註迹?後の三代目将軍家光)と国松)
との関係など、常に親子間の問題にも焦点が当てられ、
そして最後にはお互いにわかり合う過程なども描かれている。
いつの時代にも、子供は親という存在と向き合い、
時に戸惑い、悩みながら乗り越えて新しい時代を
切り開いていくものなのであろう。
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今年はゴールデンウィークに浅井三姉妹の故郷である
琵琶湖の長浜/小谷城を訪れ、
久しぶりに1年間を通して大河ドラマを
じっくりと見たが、改めて自分の戦国時代好き、
安土桃山時代好きを再認識する1年であった。
年末の『総集編』を録画すべく、楽しみにしたいと思う。