最近70年代の音楽にどっぷりハマっているが、当時ニューミュージックと呼ばれる新たなジャンルが台頭した頃でもある。そして先日、そんなニューミュージックを代表する名盤として名高い2枚のアルバムをレコードで新たに購入した。
まず1枚が山下達郎の『Melodies』。1983年にリリースされたこのアルバムは昔から大好きなアルバムで、個人的には山下達郎のアルバムの中でも一番好きなアルバムだし、最も秀逸でハイクオリティなアルバムだと思っている。キレのある重厚なサウンドは心を躍らせるが、今聴いても全く色褪せないアルバムだ。CDでは持っていたのだが、今回レコードで観賞してみたくなり、LPを買ってしまった。収録曲は下記10曲で、大ヒット曲満載のまさにベストアルバムのような豪華アルバムである。
- 悲しみのJODY (She Was Crying)
- 高気圧ガール
- 夜翔 (Night-Fly)
- Guess I’m Dumb
- ひととき
- メリー・ゴー・ラウンド
- Blue Midnight
- あしおと
- 黙想
- クリスマス・イブ
どの曲も名曲なのだが、やっぱり『悲しみのJODY』、『高気圧ガール』、『メリー・ゴー・ラウンド』、『クリスマス・イブ』が強く印象に残っていたアルバムである。
もう1枚が大滝詠一の『A Long Vacation』。これも誰もが知る名盤で、1981年のリリース以来、今だに売れ続けているロングランモンスターアルバムである。何とも言えないオシャレで軽やかなサウンドが心を癒してくれ、何度聴いても飽きがこない。一家に一枚おいておきたいアルバムである。収録されている下記10曲は、最も有名な『君は天然色』を始め、いずれも名曲揃いだ。
- 君は天然色
- Velvet Motel
- カナリア諸島にて
- Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語
- 我が心のピンボール
- 雨のウェンズデイ
- スピーチ・バルーン
- 恋するカレン
- FUN x 4
- さらばシベリア鉄道
アルバムに収録された10曲はどれも甲乙つけがたい名曲揃いだが、僕はやっぱり『君は天然色』、『カナリア諸島』、『恋するカレン』、『FUN x 4』が大好きである。
山下達郎と大滝詠一も深い親交があったが、この2人のアルバムは共に大変クオリティが高いアルバムで、まさに非の打ちどころの無い名盤になっていると思う。2人ともその音楽の路線は少し違うし、歌唱法なども対照的だが、それでいて高い次元でどこか共通するようなクオリティがあり、どちらもじっくりと落ち着いて観賞したくなってしまう名盤である。