恐らく知らない人が多いと思うが、1980年代に日テレ系のテレビドラマ主題歌を歌っていたパティというハーフの女性歌手がいた。彼女は米国空軍の軍人であった父と、浅草生まれの日本人の母の間に生まれで、1979年に歌手デビュー。日本語も流暢だったように記憶している。
パティのことは正直長い間忘れていたが、実は彼女の歌で思い出深い2曲が80年代当時あった。1曲は、1980年にリリースされた『太陽のユートピア』という曲。これは日テレスペシャルドラマ『太陽は沈まず 海よ!小さな戦士の歌を聞け』の主題歌として使用された。このスペシャルドラマは当時リアルタイムで見て妙に印象に残っていたが、あの坂上忍が少年だった頃に出ていたドラマで、過去に僕もブログで取り上げている(下記リンクご参照)。このドラマと共に、このパティの歌う主題歌が長く、はっきりと記憶として残っていた思い出深い曲なのである。そして、先日ネットでこのEPレコードを見つけ、思わず買ってしまった。
懐かしの坂上忍少年⁉︎ - blue deco design lab (goo.ne.jp)
そしてもう1曲が、同じく1980年放送の日テレドラマ『黄金の犬』の主題歌であった『このう夢の果てまで』。まさに1980年はパティがかなりブレイクした年だったと言って良いだろう。昔から犬が好きだった僕は、このドラマもかなり毎週楽しみに見ていたので、パティの曲もドラマと共に懐かしく思い出される。そしてなんとこの曲は、その当時にEPレコードを買っていたが、今でも大切に持っていたので、最近引っ張り出してはレコードプレイヤーで聴いている。
パティも今となっては誰も知らない、忘れられた歌手になってしまったかもしれないが、1980年当時はかなりヒットしたし、こうして44年近く経って今だに良く覚えていて、聴きたくなってしまうというのは、それだけ当時まだ幼かった僕に大きなインパクトを残した証であろう。良い曲は何年経っても色褪せないし、聴くとまた良き思い出として鮮明に蘇ってくるのである。