調布の裕次郎ツアーに出かけたついでに、前から訪れたかった深大寺に早朝から立ち寄った。
深大寺境内のまわりは多くの御蕎麦屋さんや売店などもあって、ちょっとした観光スポットとなっており、週末は大いに賑わいを見せると思うが、今回お店の開店前に深大寺を訪れたので、人混みもなく、とても空気が澄んだ中で、お参りをすることが出来た。
境内周辺には湧き水、老舗のお蕎麦屋さん、有名な鬼太郎茶屋などもあって、とても楽しいエリアだ。次回お蕎麦でも食べにゆっくりと訪れてみたい。
僕が深大寺を訪れたかった最大の理由は、ここに昔深大寺城というお城があった場所だからである。今は深大寺の南に広がる水生植物園となっているが、今回訪れてみたところ、土塁、空堀、御殿跡の礎石など様々な遺構も残っており、城跡としてもなかなか魅力的な場所であった。
また隣の水生植物園はまさに大きな湿地帯となっており、これも城を守る上では好都合な場所であったことも容易に想像できる。北には深大寺、そしてお寺の下に城郭を構え、周りは湿地帯や堀で城と城下町を守るという体制が出来ていたのだろう。城跡はあれこれ想像するのがやっぱり面白い。
水生植物園もなかなか圧巻であった。とても広いエリアに様々な水生植物が生えており、美しい自然の景観をたたえていた。この前三島でも感じたが、やっぱり湧き水があったり、水が豊かなエリアは特に魅力的に感じる。調布にこの深大寺エリアがあるというのは市民にとっても良い都会のオアシスとなっていることだろう。
これで念願の深大寺城を攻略することが出来た。自宅近くの城跡は殆ど攻略してしまったので、これからは更にエリアを拡大してまた新たな城跡を探しに行きたいと思う。