まずなかなかャbプで、すっきりした装丁で良い。
村上春樹はTシャツが好きらしく、普段は圧涛IにTシャツを着ていることが多いらしいが、仕事柄、国内外、色々なイベントなどで貰うTシャツもたくさんあれば、好きで自分でついつい買ってしまうものもたくさんあるようだ。この本では、Tシャツコレクションから、特に思い出や印象に残っているTシャツに関して、エッセイと共に紹介している内容だ。
Tシャツは”くまスーパーヒーロー“、”熊関係“、”ビールやウィスキーもの“、”バンド、音楽もの“、”マラソンTシャツ”など、ジャンル別に分けられて紹介されているのも面白い。何これ?と思うようなTシャツから、こんなオシャレなTシャツなら欲しい!と思えるものまで、結構バラエティーに富んでいるので、Tシャツの写真を見ているだけでもかなり楽しいが、これが村上春樹独特のウィットに富んだ文章で面白おかしく語られて行くのがまたとても良い。
これまでのエッセイも読んでいるが、村上春樹がボストンで過ごした頃の話や、好きなジャズやハンバーガー、マラソンなどの話を交えながら、それにまつわるTシャツを語っていて、特にアメリカにまつわるエピソードなどは僕も実体験から共感出来る内容が多く、いつも村上春樹のエッセイは楽しく拝読している。
僕もTシャツが大好きで、Tシャツを買うのが趣味みたいになっており、相当な枚数のTシャツを保有している。出張などで海外に行くたびにTシャツを買っているような気がするし、Tシャツが好き過ぎて、自分でもオリジナルTシャツをデザインしてしまうくらいだし、破けたりしない限りなかなか捨てることも少ないので数は増える一方だ。長いもので、もう10年以上も愛用しているTシャツも数多くある。
普段お出かけ用と自宅用などでかなりの数を着まわして楽しんでいるが、それでも着ることが出来ず、収納ケースにしまったままのものがとても多いのが現状だ。
Tシャツというものはとてもカジュアルだが、ブランディングやプロモーションにも大変有効であり、また自己主張の便利なツールである為、TPOに合わせてそのャbプ性、デザイン性をフルに活かすことが出来るので、そういう意味ではクリエイティビティーの詰まった、とても面白い心のキャンバスになるのだ。
しかし、Tシャツにスャbトを当てて、エッセイを書くというこの村上春樹の着眼点もかなり共感してしまった。僕も同じように、Tシャツコレクションを取り上げたブログ連載を開始したいと常日頃から思っていたので、この本には思わず飛びついてしまった。
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