そこはダラム川に囲まれた断崖の上に街が出来ており、まるで自然要塞のような構造。その中心部にダラム大聖堂とダラム城が建っている何とも魅力的な立地。ダラム川から望む大聖堂と城がまた何とも美しい景色であった。大聖堂と城に行くまでに狭い石畳の小道が何本か伸びていて、道沿いには多くのお店などが立ち並ぶ美しい街並みである。
まずはダラム城を外側から眺めることに。日本の城は大好きなのだが、海外の城はあまり良く知らないのだが、やっぱり城というものは国を問わず美しいものである。防御を担う機能性と建物としての造形美が見事に融合されているのが城なのである。
そして続いてダラム大聖堂へ。まずは外から見た大聖堂の規模感に圧唐ｳれてしまう。城よりも大きく、途轍もない建築美を見せている。いよいよ中に入ってみると、その圧涛Iな空間の広さや、ステンドグラスの美しさにすっかり言葉を失ってしまった。ちょうどミサが行われていたが、美しい歌声が天に伸びた天井まで高く響き渡っていた。
後で調べて分かったことだが、なんとダラム大聖堂、ダラム城、そしてダラム川を含めたこのダラムの街並みは、世界遺産に登録されていたのだ。美しい筈である。1013年に設立されてから多少の改修はされていると思われるが、比較的建設当時のままで現存しているらしく、歴史的な価値という点でも世界遺産に値するのだ。
そして、なんとこのダラム城、実はあのハリーャbターの『ホグワーツ魔法学校』のモデルになっており、外観が少し使われたり、中庭での撮影も行われていたらしいのだ。僕が全く知らなかっただけなのだが、ダラムはとても有名な街だったらしい。
ハリーャbターファン、そして世界遺産マニアには怒られてしまいそうなくらい、何も知らずにお気楽にダラムを訪れてしまったものだ。
