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思い出の曲⑪ The Systemの『Don’t Disturb This Groove』

『Don’t Disturb This Groove』という曲を
知っている人は殆どいないと思うが、この曲は1987年にアメリカで
ヒットした曲で、当時R&Bとシンセャbプを融合したサウンドで
BillboardのR&Bチャートで1位になり、Popチャートでも
最高4位を記録した曲である。なかなか爽やかで洗練された
R&Bであり、今聴いても心地良い曲である。
当時はシンセ音楽もかなり流行っていたこともあり、まさに
時流に乗ったヒットであったと言えよう。



この曲を歌っているのは、The Systemというデュオ。
ボーカルとギターを担当するMic Murphyと、シンセを担当する
David Frankによるデュオだが、やはり知らない人が殆どである。
それもその筈、いわゆる“一発屋”と呼ばれる部類のアーティストである。
知らないのも無理はないし、日本ではそうヒットしたという
話も聞かない。僕もこの1曲以外はThe Systemの曲を
聴いたことが無いし、一旦1989年に解散したらしいが、
David Frankの方は、プロデューサーとしてその後活躍しているようだ。
そして、最近デュオとしてまた活動しているという噂も聞く。

『Don’t Disturb This Groove』はちょうどハイスクールを
卒業して、日本に帰国する1987年の夏にヒットして、
頻繁にラジオでかかっていたことも有り、耳にすることが多く、
無意識の内に、当時の思い出と重なり合って、
記憶の中で思い出の曲になっていたのである。
今でもこの曲を聴くと、NYで過ごしたハイスクール時代の
楽しい思い出が鮮明に蘇る。

しかし、この曲が懐かしくなり、無性に聴いてみたくなって
必死に探し始めたのはかなり後になってからである。
その時はデュオの名前も忘れてしまっていたが、かろうじて
覚えていた曲の歌詞からわかった曲のタイトルだけを手鰍ゥりに
探してみたら、ちょうどiTunesで見つけることが出来たのだ。
以来、iPhoneに入れて時々聴いては、昔を懐かしんでいる。

以前紹介した岩崎宏美の『想い出の木の下で』が、ちょうど
1978年、小学3年生の時にアメリカから帰国する際に良く日本の
スーパーでかかっていた為、思い出の曲になったのと同じで、
この曲はまさにハイスクール時代の1987年に帰国する際
思い出になった曲である。やはり、アメリカからの
帰国というような転勤のタイミングは、
思い出センサーが特に研ぎ澄まされるのか、
いつも深い印象に残る曲が存在しているようだ。
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