国民的歌姫、安室奈美恵が引退してしまう日を迎えてしまったのだ。昨年、引退を宣言した時もファンに衝撃が走ったが、あれからもう1年経ってしまったかと思うと、やはり時の流れは早い。
引退日の前日となる15日(土)は、沖縄で本当のラストコンサートがあり、メディアでも大きな話題となっていたが、会場には3,500人ほどしか入れず、会場の外にはチケットを持っていない約10,000人のファンが、会場からの音漏れを求めて集まった。そして、ラストライブは、平井堅、Double、そして山Pこと、山下智久も参加したらしく、たくさんのサプライズ演出で大いに盛り上がったようだ。
引退日当日は、沖縄での安室ちゃんイベントにお忍びで参加し、ファンと共に花火を楽しんだらしい。
それにしても、ここまで引退を惜しまれて音楽業界を去る歌手が最近他にいただろうか。昔で言えば、キャンディーズ、山口百恵などがその潔い引き際で当時券\界に大きな衝撃を与えたが、安室ちゃんの引退は、それに匹敵するインパクトを現代に与えてしまったとも言える。これまで女性歌手にとって、若い頃から券\活動に人生を捧げ、若くして燃え尽きてしまって、人間らしい自分の人生を取り戻そうとして“引退”にある意味“追い込まれた”券\人も少なくなかった。安室ちゃんの場合も、90年代の人気絶頂期を経て、それからもぶれない自分の“芯”を持ち続けながら新たな音楽スタイルにチャレンジし、試行錯誤しながらも、常に一定のメディア露出やタイアップ曲などを世に送り出しながら、音楽業界をけん引してきた。その意味では息の長い活動を続けてきたからこそ、幅広い年齢層のファンを獲得出来たのかもいしれない。
僕も90年代の安室奈美恵がとても好きだった。多くの人がそうであったように、小室サウンドにハマって、その流れで大ブレイクした安室ちゃんも良く聴いていた。そして小室ブームが去り、結婚・出産で一時戦線離脱をしていたこともあり、不在の間に浜崎あゆみや宇多田ヒカルなどの新たな歌姫が台頭した。復帰後の2000年代の安室の曲は正直あまり聴いていない時期もあったし、一般的にも安室人気はかなり翳りが出ていた。しかし、2010年代に入るとまたいいペースでドラマ主題歌の『Love Story』、『Contrail』、『Mint』、『Just You and I』など多く手鰍ッ、タイアップ曲なども含め、程良いペースとメディア露出度で人気も戻ってきた。2016年リオオリンピックのテーマソング『HERO』の大ヒットで、再び新たなピークを迎える。最近の曲も名曲が随分多く、僕は特に『Love Story』や『Just You and I』は大好きな思い出の曲となった。
しかし、そんな矢先に昨年引退を突然発表しただけに、世の中の衝撃は大きかったし、僕もかなり驚いてしまった。
引退発表後に昨年リリースされたベスト盤『Finally』に収録された、小室が最後に提供した曲、『How do you Feel Now?』も好きな曲になった。これは引退を迎えるにあたって、”どんな気持ち?”という安室ちゃんへの問いかけた曲でもあり、最後のバラード『Finaly』の歌詞にも通じるものがあって感慨深いものがあった。
安室ちゃんも今年42歳。人生としてはまだまだこれから充分楽しめる年齢だが、常にライブに全力で取り組み、歌手としては三世代に渡ってかなりのハードなペースで走り抜けてきた。その意味で自分の中では相当やり尽くした感が大きいのかもしれない。引退してしまうのはファンとしては本当に寂しいし、今後新曲やTVで見れないのは残念である。しかし、安室ちゃんには引退後ぜひゆっくりと休んで充電し、今まで出来なかったことなど、人生を謳歌して欲しいものである。
安室ちゃん、これまでお疲れ様でした & どうもありがとうございました!
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