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近くの秘湯、鶴巻温泉の「陣屋」

今週は大型連休のシルバーウィークだが、連休中は、義理の姉家族が住む鶴巻温泉に行ってきた。ここは東京/横浜から最も近い小さな温泉郷の一つで、電車で行く場合は、小田急線の鶴巻温泉駅下車。車で行く場合は東名高速から小田厚木道路の側道を20分くらい進む。自宅のあるたまプラーザからだと普通に走って1時間くらいだろうか。姉家族が住んでいるということも有り、最も頻繁に訪れている温泉だ。

鶴巻温泉郷は、こんなに都心から近いのだが、意外にもあまり知られていないまさに穴場的なエリア。鶴巻温泉郷には幾つかの温泉宿があるが、僕が前から大好きな温泉宿は、「陣屋」である。ここは歴史と伝統のある古い温泉宿で、日本で最もカルシウム含有量も世界有数の名湯なのだ。



陣屋は、鎌倉幕府時代、源頼朝の四天王であった和田義盛公の陣地。昔から武士の疲れを癒す、かけがえの無い温泉宿であった。ここは有名な将棋の対局なども良く開催される場所だ。陣屋の魅力は何と言っても”和の美しさ”をたたえる、その広大なる敷地。



門をくぐり、駐車スペースを抜けると左手に「賑い亭」と呼ばれるお食事処と喫茶が迎えてくれる。この庭には見事な日本庭園と池が有り、池には多くの鯉がいて、鯉フリークの僕は特に癒される空間だ。



日帰り温泉客はここから受付となるが、温泉とこの賑い亭でのワンドリンクがセットになって一人1,700円。この賑い亭で庭を眺めると、まるで庭の緑が窓枠のキャンバスにはまった一つの絵画のようで美しい。このテラス席で飲むビールがまた格別なのである。



そして、その反対側には「源氏館」という炭火焼レストランがあるのだが、こちらも昔にタイムスリップしたような空間の中で食事が出来る。

そして小道を奥に進んでいくと、陣屋の宿の入り口が左手の階段上にある。このエントランスも実に趣きのある見事な和風空間で、本当に鎌倉時代にタイムスリップをしたかのような思いだ。



陣屋の裏手には見事な苧ムがあって、かぐや姫が登場しそうなエキゾチックな空間を演出。桜の季節や、ライトアップされた夜は益々幻想的な空間として出現する。僕は陣屋に行くと、この苧ムの階段を歩いて上がるのが大好きである。




陣屋は日帰り温泉もあるので気軽に訪れることも出来る為お勧めであるが、ゆったりと癒しの空間を味わいたい人にはぜひ一度宿泊することをお勧めしたい。大きくは無いが、味わい深い檜の露天風呂も素晴らしい。



元湯 陣屋
神奈川県秦野市鶴巻北2-8-24
TEL 0463-77-1300
http://www.wone.co.jp/jinya/
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