と言っても、布袋の完全オリジナルニューアルバムでは無く、
そのタイトルの通り、様々なアーティストが布袋の曲をカバーした
ものを収めており、まさに豪華ゲストによる“スーパーゲスト”アルバムだ。
まずはアルバムジャケット。
モデルの富永愛、俳優の豊川悦司、そしてギターリスト布袋のスリーショット。
ジャケ写もインパクトのある、豪華なコラボとなった。
先日、富永愛がパーソナリティーを務めるJ-Waveのラジオ番組に
布袋がゲストで出ており、その際にこのジャケットに関しても裏話が
明かされていたが、元々はアルバムに封入されているブックレット用の写真を
撮るだけのものだったのが、あまりにも出来栄えが良かったので、
布袋がジャケットにも使わせてほしいと富永愛と豊川悦司にお願いしたようだ。
そして、アルバムで取り上げられた曲目は下記全13曲。
1. Dreamin’ (by Dragon Ash)
2. Driving with my Car (by 気志団)
3. C’Mon Everybody (by Sigue Sigue Sputnik)
4. バンビーナ (by Rip Slyme)
5. Battle Without Honor or Humanity (Cornelius Remix)
6. Justy (by シド)
7. You (by コブクロ)
8. Guitarrhythm (by 今井寿/永井聖一/雅-Miyavi- with布袋)
9. Fly Into Your Dream (by 今井美樹 with 布袋)
10. ラストシーン (by 大橋トリオ)
11. さらば青春の光 (ファンキー加藤 with 布袋)
12. Bad Feeling (FPM Everlust Remix)
13. Battle Without Honor or Humanity (by Soil & “Pimp” Sessions)
この中で特に秀逸だったのは、コブクロによる『You』のカバーだ。
コブクロの特徴がうまくブレンドしたバージョンになっている。
また、布袋の妻である今井美樹による9曲目や、
Dragon AshによるBOΦWY時代の名曲をカバーした1曲目、
異色なのは気志団による2曲目とリップスライムによる4曲目など、
多彩な顔ぶれだ。
そしてこのCDの初回限定生産版には、
豪華なライブ映像DVDが封入されている。
昔のライブ映像がふんだんに入っていて、かなり盛り上がる。
特に大仏の前で『新・仁義なき戦い』を演奏し、
魂のギターソロを奏でるシーンは圧巻である!
このアルバムが出る前から、布袋の曲に飢えていた為、
以前リリースされていた、布袋の名曲の数々のギターメロディーだけを
集めたメドレーシングル、『Greatest Guitar Medley I』と
『Greatest Guitar Medley II』の2曲をiTunesでダウンロードしたが、
これがかなりカッコいいのだ。
両曲共に4分弱の短いメドレーだが、特にIの方は、全てノリノリな
ギターパートを絶妙な編集で繋いでおり、流れがスムーズで心地良く痺れる。
軽快に歩きたい通勤時に聴くのには、最適な1曲。
IIの方もいいのだが、途中バラード系の曲を繋いでいる関係で、
スピード感には少し欠けるが、こちらもIと続けて一気に聴くと盛り上がる。
布袋もBOΦWYで1981年にデビューして以来、
今年で30周年とは、時の流れを感じてしまうが、
中学生時代にBOOWYに熱狂していた自分もそれだけ立派な
オヤジになっているということだ。
今回また布袋を聴きまくっていた時、
布袋は音楽業界で、息の長い、良いャWショニングを
確保していると改めて感じた。
彼は決して美声では無い。
その意味では、BOΦWYでは氷室、Complexでは吉川晃司に
ボーカルを任せたのは正解中の正解(笑)。
ルックスもかなりイカツイので、御世辞にもイケメンとは言えない。
しかし、ギター少年が憧れる、その華麗なるギターテクニックとロック魂、
そして何よりもそのメロディーメイキングのうまさには感服させられる。
BOΦWYの曲も殆ど布袋による作曲だが、どの曲も名曲であり、
また、今聴いても古臭い感じは全くない。
逆に当時時代を先取りしていたのかもしれない。
BOΦWY以降のComplexや、ソロ曲にも多くの思い出深いヒット曲がある。
今井美樹が歌った『Pride』のようなバラードの名曲すら作り上げてしまう。
『新・仁義なき戦い』のようなインストルメンタルも一級品である。
また、BOΦWY後の氷室と比べても、布袋はマーケティングも実にうまいと感じる。
彼の頭の中には、絶え間なく、次々と新しいギターのフレーズやメロディーが
思い浮かぶと言う。TV番組『プロフェッショナル』に布袋が出ていた時、
“これが出なくなった時は引退時だ”と本人も言っていたのが印象的だった。
最近、布袋ほどの元気があって、インパクトも実力もあるギタリストを
あまり見かけないように思う。
我々はやはり、いつの時代も、布袋のようなカッコいいギタリストを
求めているのである。
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