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倉木麻衣はデビューした1999年以来大ファンで、一時はファンクラブにも入ってライブもかなり通っていたほど好きだった。しかし2012年にリリースされた『Over The Rainbow』というアルバムの頃を最後に倉木麻衣のファンクラブも脱退してしまい、それ以来聴かなくなってしまった。彼女の声があんなに好きだったし、顔もノラミャオみたいで好きだったのだが、何故かある時から突然ファンを辞めてしまったのが、今となっては不思議だ。その後少女時代にのめり込んだというのも一因だったかもしれない。しかし今回久しぶりにニューアルバムがリリースされたのを見てなんとなく熱心なファンだった頃が懐かしくなり聴いてみたが、これにも何か彼女に引き戻される不思議な縁を感じてしまった。
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今回リリースされた13枚目のアルバム『unconditional LOVE』は前作『Let's GOAL! 〜薔薇色の人生〜』以来、2年2か月ぶりとなるオリジナル・アルバム。アルバムのタイトル、「無条件の愛」がテーマのだが、普段通りの生活ができず、人と接することが難しい日々の中でも、音楽で癒しや温かさ、愛を感じ、ネガティブな気持ちを少しでも軽くしてもらいたい、という想いで制作されたらしく、まさにコロナ禍で産まれたアルバムと言えよう。
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ジャケット写真にもその想いが込められており、今までにない雰囲気のナチュラルなイメージとなっている。そして、全12曲収録されているが、どの曲もシングルクラスの秀作が揃っており、ある意味このナチュラルさは、デビュー当時に戻ったかのような瑞々しさで正直驚いた。
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<収録曲>
1) unconditional L♡VE
2) UNBREAKABLE
3) ONE LOVE(ABCテレビ 10月期ドラマ「ムショぼけ」主題歌)
4) Can you feel my heart(テレビ東京『ラブコメの掾`こじらせ女子と年下男子~』主題歌)
5) Wで包むよ(「クレバリーホーム」CMソング)
6) ベロニカ(「名探偵コナン」エンディングテーマ)
7) TOMORROW(「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」 エンディングテーマ)
8) ひとりじゃない(Wish me mell×倉木麻衣 10th Anniversary Song)
9) It's never over
10)Proof of being alive(スマートフォンゲーム「アークナイツ」イメージソング)
11)Sea wind
12)ZEROからハジメテ(「名探偵コナン」オープニングテーマ)
全12曲の内、なんと8曲がタイアップ曲で、TVアニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマ「ZEROからハジメテ」のようなャWティブになれるアッパーチューンもあれば、ドラマ『ラブコメの掾`こじらせ女子と年下男子~』の主題歌「Can you feel my heart」のように倉木麻衣の真骨頂であるミディアムR&Bナンバーなどもあり、かなりバラエティーに富んだ内容となっている。しばらく聴いていなかった間に、表現の幅もかなり広がったように感じられた全12曲である。そして“捨て曲“が無く、タイアップされていない曲も含めて、かなりレベルが高い。自分的には久々に倉木麻衣の良さが復活した印象だ。
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この12曲の中で、個人的に好きなのは、まずキャッチーさで良いアルバムへの掴みとして機能している1曲目の『unconditional LOVE』、そして彼女の声の特徴が見事に活かされていて、ハモリが耳に心地良い、3曲目の『ONE LOVE』が美しいミディアムバラードとしてかなりの秀作だ。
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5曲目の『Wで包むわよ』は、何だか変わったタイトルの曲だが、CMにも使われていて、とても爽やかでキャッチーな王道的ャbプサウンド。かなりお気に入りの1曲となった。コナンのエンディングテーマにもなっている『ベロニカ』はエスニックでスケールの大きな1曲として、なかなか魅力的。
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バラードとしては、8曲目の『ひとりじゃない』が、ある意味王道なメロディー展開ながら、最高に良い仕上がりとなっている。また、アルバムの中でも特に好きな1曲が9曲目の『It’s never over』。シンプルなから結構美しいメロディーで、心に響いた。11曲目の『Sea wind』も静かで美しいバラード。そして最後12曲目の『ZEROからハジメテ』はさすがコナンのオープニングテーマだけあって、シングルクオリティーのアップテンモナ、スケール感もあるノリの良い曲になっているが、これが最後に来るあたりがアルバム全体の層の厚さを感じさせる。
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暫く倉木麻衣から離れてしまっていたが、今回のニューアルバムを聴いて、その素晴らしさに驚いたのと同時に、9年ぶりくらいに彼女の良さをまた思い出してしまった。彼女はどこにも行ってなく、活動していたのだが、僕の中でだけ休止してしまっていたのだ。しかし、今回のアルバムをきっかけに、また彼女が好きになりそうである。