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手塚治虫初期の名作集、『虫の標本箱』をゲット!

前にもブログで紹介したが、僕は手塚治虫の初期名作漫画を集めるのが好きで、かなりの数を復刻版でコレクションしている。ちなみに、手塚治虫の初期漫画というのは、1947年から1954までの間に、連載では無く、単行本として出版された作品群。



そしてコレクションの中でも特に宝物である『手塚治虫初期漫画館』という、初期傑作漫画を集めた豪華セットを持っている。全22巻+別冊1巻で、1947年から1951年までの4年間に発表した、初期の名作単行本が、当時の装丁を忠実に再現した復刻版としてラインアップされているのだ。復刻版なので、もちろん1950年前後の当時のものでは無いのだが、それでも定価75,000円で1980年に限定数で販売されたもので、これはこれでかなり貴重なのである。そして、この中でもやはり手塚治虫の初期SF3部作として漫画史上に残る、『ロストワールド』、『メトロポリス』、『来るべき世界』の3作品だろう。(詳しくは、過去の下記ブログをご参照)




https://blue.ap.teacup.com/applet/bluedeco/20200303/archive

そしてこの『初期漫画館』には収められていなかった初期作品が収録されている、『手塚治虫レアコレクション –東光堂作品集』というBOXセットも昨年購入。僕の好きな手塚治虫作品、横山光輝作品を数多く復刻している小学館クリエイティブ監修の豪華セットである。収録されているのは『太平洋の火柱』、『世界を滅ぼす男』、『月世界の少年』、『戦国巨人』、『透明人間』の5冊で、当時の装丁・デザインのまま忠実に完全復刻しているのだ。




そして、今回また新たな初期名作コレクションを入手した。『虫の標本箱』というシリーズ。このシリーズは幾つか発売されているが、大半のものは、上記『初期漫画館』セット22巻に収められているものを分割して販売しているものが多いのだが、このシリーズの第一弾は、『初期漫画館』には収録されていない下記5作品。そして、『初期漫画館』や『手塚治虫レアコレクション』同様、当時のデザイン・装丁が忠実に再現されており、かなりクオリティーの高い復刻版となっている。



1) ファウスト
2) 武蔵坊弁慶
3) 地球の悪魔
4) 魔法屋敷
5) 地底国の怪人





これはどれも初期の名作で、特に『地底国の怪人』は昔読んで、とても印象に残っている作品だ。また、『地球の悪魔』はタイトル自体を知っていたものの、読んだことが無かったのでずっと読みたいと思っていた作品なので、今回ようやく復刻版を入手出来て感無量である。




それにしても、手塚治虫初期漫画のカバーイラストは、何とも美しい構図となっていて、今見ていても感動してしまう。僕も漫画や絵本を描いているが、構図の取り方などはとても影響を受けている。

これで手塚治虫の初期漫画は、主要なものを殆ど入手することに成功した。

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