今年は吉永小百合の女優デビュー65周年にあたる年であり、6月6日に記念の写真集、『吉永小百合 青春時代写真集』が新たに販売されたので、早速購入した。文芸春秋社からの発売で、芦川いづみのデビュー65周年の時も文芸春秋社から感動の写真集が出版されたが、今回は満を持して吉永小百合である。
タイトルの通り、彼女が青春を過ごした日活時代の79本の主演映画からのスチール写真や、撮影時秘蔵写真などを数多く掲載した豪華な写真集となっているが、表紙の吉永小百合がまたなんと可愛いことか~。こんな素晴らしい写真集が発売されたことは、日本中のサユリストには最高に嬉しい贈り物となった。
写真集は、吉永小百合直筆のコメントから始まるが、しょっぱなから芦川いづみの名前も出てくるので、イズミスト(?)の僕としても嬉しくなってしまった。また写真集の中で、吉永小百合が当時共演した女優との『同窓会対談』企画も掲載されていて、当時の思い出を語る貴重な対談となっているが、その中でも、先輩女優だった芦川いづみが本当に可愛がってくれたと吉永小百合は語っていて、またまた芦川いづみの名前が登場するのが最高に嬉しい限りである。
吉永小百合の様々な主演作、そして共演俳優とのショットが多く掲載されており、見ているだけで楽しい。
日活の看板女優として、雑誌『日活映画』の表紙を多く飾っていたが、その表紙の写真も多く掲載されている。
そして、映画のポスターコーナーなども充実。今見るとレトロなカラーポスターを眺めているのも結構楽しい。
僕がこの写真集を購入したのは、もちろん吉永小百合が好きだからではあるのだが、実はやっぱり芦川いづみとの写真も絶対あるのではと思い、期待していたのも事実。そして期待通り、結構芦川いづみとの2ショット写真や、今まであまり見たことのない写真もあって、思わずラッキーな収穫であった。実は2人が共演した映画は、『あいつと私』、『青い山脈』、『美しい暦』、『真白き富士の嶺』、『若草物語』、『こんにちは赤ちゃん』、『四つの恋の物語』、『風車のある街』、『愛と死の記録』、『君は恋人』と10作品もあるのだ。
美人の芦川いづみと、キュートな吉永小百合は本当にタイプが違うので僕の中では全くバッティングしないが、それはまるでガッキーと有村架純が両方好きというのと同じかもしれない(笑)。
この写真集の販売イベントとして、5月24日に吉永小百合本人も登場したトークショーと、主演映画『潮騒』と『風車のある街』の上映会が池袋の新文芸坐で開催された。残念ながらこのイベントはあっという間に席が売り切れてしまい、僕は参加できなかったが、その時の模様がネットに出ていた。しかし、吉永小百合は今でも本当にお美しい。今年の3月で79歳、来年には80歳となるが、とても80歳には見えない美貌である。
そしてさすが65周年イヤーである。神保町シアターでは5月25日から6月28日まで、吉永小百合の主演作20本が劇場リバイバル上映されている。芦川いづみも何度も神保町シアターでの上映会を開催しているが、きっと吉永小百合の上映会も大盛況であろう。
これで所有している吉永小百合の本は3冊となった。日活映画好きとしても、彼女のデビュー65周年を祝いながら、これからも日本を代表する女優、そして内面からにじみ出る“永遠の少女”のような可愛らしさ・美しさを持つ唯一無二な吉永小百合を応援し続けたいと思う (密かに芦川いづみの面影も追いかけつつ(笑))。