先日、芦川いづみが表紙を飾る『近代映画』1957年4月特別号を入手したことを取り上げたばかりだが、なんとまた今週貴重なものがコレクションに加わった。それが、こちらの映画雑誌、『映画ファン』1956年8月号だ。
この雑誌は芦川いづみが表紙を飾っており、しかも、なんと水着姿の芦川いづみなのだ。今で言えばグラビアに近いインパクトが当時あったに違いない。1956年と言えばまだ芦川いづみもブレイクする前で、若くて初々しい姿が表紙確認出来るが、ブレイク前だから披露出来た水着写真だったかもしれない。これはかなりレアで貴重な芦川いづみである!
しかし、今回入手したこの雑誌は、1956年のものとは思えないほど状態がいいことに驚いた。先日入手した1957年の『近代映画』の方がかなり痛んでいたが、今回は更に遡ること1年前の雑誌にも関わらず折れ、欠け、破れ、汚れなど殆ど確認出来ず、まさに奇跡的なキレイさである。67年前の雑誌とは思えないが、とても保存状態が良かったのだろう。
映画雑誌だけあって、中身は当時劇場公開されていた映画の紹介・宣伝などが掲載されている。1956年に劇場公開された芦川いづみ出演作、『洲崎パラダイス赤信号』が紹介されており、ここに芦川いづみの写真も2枚確認出来たのは大きな収穫だった。
また若き日の石原裕次郎、津川雅彦、長門裕之兄弟との3ショットのピンアップなども掲載されていた。まだ石原裕次郎も比較的かけだしの頃で、かなり貴重な写真である。
芦川いづみが表紙を飾る当時の雑誌は、これで『花椿』、『コウロン』、『週刊実話』、『近代映画』に続き、今回で5冊目となったが、今回の『映画ファン』が、今まで入手した雑誌の中で一番保存状態が良いかもしれない。
芦川いづみが表紙を飾る雑誌の中では、今回の『映画ファン』は水着姿の芦川いづみという意味ではかなりレアで貴重で思わず感激してしまったが、これからもまだ入手出来ていない雑誌を地道に集めて行きたいと思う。