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味のある映画、「純喫茶磯辺」

この前、シンガメ[ルからインドへのシンガメ[ル航空機内で、日本映画の「純喫茶磯辺」という変なタイトルの映画を見た。ドラマ「時効警察」に出ていて、実に味のある演技を見せていた女優、麻生久美子も出ているということで直ぐに興味を持ったのだが、さらに彼女が変なメイドの格好をしていることでも妙に気になった。

主演は宮迫博之で、水道工員のしがないシングルファザー、磯辺裕次郎役を演じている。娘の磯辺咲子役には最近ブレイク中のイチオシ女優、仲里依紗 (なかりいさ)。仲里依紗は前にもブログで取り上げた夏帆に並んで、最近僕が特に注目している若手女優である。この点で更にこの映画への興味が増して行った。

物語は、8年前に妻と離婚したしがない水道工員の男、磯辺裕次郎を中心に展開。ある日纏まった遺産が手元に転がり込み、その遺産を元に不純な動機で喫茶店を開店することを思い付く。しかし裕次郎は全くお店経営経験も無いド素人で、接客もまともにしたことが無い。しかも喫茶店の名前が何と「純喫茶磯辺」という恐ろしくダサい名前で、娘もすっかり呆れてしまう。しかし、学校の夏休みの間にお店も手伝う羽目になってしまうが、店名も店内の内装もダサい純喫茶磯辺は開店してもさっぱり客が来ない。裕次郎はオープン記念のお店グッズとしてイケてない携帯ストラップなどを配る始末で、咲子はすっかりブルーになってしまう。

そんな中、裕次郎はたまたま喫茶店を訪れた女性、素子がすっかり気に入ってしまい、バイトとして雇うのだが、そのバイトのユニフォームが何とド派手なメイド服。しかし、このメイド服がオタク系のお客を中心に人気となり、お店はたちまち繁盛し出すのだ。様々な個性的な客との人間模様、裕次郎と素子の恋模様など、物語は意外な展開へと進んでいくのだが、最後は何かほのかに幸せな気持ちにさせてくれる、そんな暖かい物語である。

麻生久美子も相変わらず色っぽいながらも独特で味のある演技がかなり楽しめる作品だが、やはり仲里依紗の爽やかな高校生役の演技に好感が持てる。仲里依紗は19歳でアミューズに所属。かなり可愛くて魅力あるのだが、どうも顔立ちが嵐の二宮和也に似ているような気がするのだ。ちょっとした表情も似ている。その意味では、夏帆と二宮和也を融合したような顔をしている。ケンタッキーフライドチキンやau等多くのCM、ドラマなどでブレイクし始めており、この「純喫茶磯辺」での演技も光っているが、来年も益々楽しみな存在である。
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