先日、芦川いづみのことを取り上げた貴重な雑誌を入手した。
その雑誌とは、2017年6月の週刊ポスト。今まで買ったことが無いが、おじさんが大好きなあの雑誌である(笑)。雑誌自体には全く興味ないので、早々に芦川いづみの記事だけを切り取り、スクラップファイルに保存している。
この号に、『昭和のいい女 芦川いづみ』という巻頭特集記事があり、思わず過去の号ながらネットで購入した。芦川いづみに関する文献は、2019年に発売された待望の書、『愁いを含んで、ほのかに甘く 芦川いづみ』で芦川いずみファンは歓喜に沸いたが、この本以外で芦川いづみを取り上げた書籍はほぼ存在しないというのが現状。なので、こういう形で芦川いづみが雑誌などで取り上げられることも実に少ないのだ。特に引退してからは本当に少ないので貴重。それがどういう雑誌であれ(笑)、2017年にこのような形で特集が組まれているのは感動ものである。
特集は8ページに渡り、かなり貴重で、これまで見たことの無い秘蔵写真などもあり、思わず嬉しくなった。まさに芦川いづみは“昭和のいい女”なのだが、特集ではこれまで芦川いづみ人気作品7選と題して、『陽のあたる坂道』、『あした晴れるか』、『乳母車』、『あいつと私』、『あじさいの歌』、『硝子のジョニー 野獣のように見えて』、『洲崎パラダイス赤信号』が写真入りで紹介されている。
更には芦川いづみが共演した石原裕次郎、赤木圭一郎、二谷英明、宇野重吉、宍戸錠、渡哲也、新珠三千代、吉永小百合、浅丘ルリ子、和泉雅子などとの共演シーンなども取り上げられている。
更には、芦川いづみは作品の中で様々な役を演じているが、花嫁姿、婦人警官、バレリーナ、女学生、尼僧、バーのママなどコスプレさながらの多彩なラインアップで(笑)、更には当時のファンには鼻血ものであった筈の入浴シーン(全くやらしくは無いのだが)もある映画が数本あり、特集で上手く纏めて紹介されている。
最後は、特に芦川いづみが美しいと評判の『霧笛が俺を呼んでいる』からのバーカウンターシーンの写真を大きく紹介。たったの8ページながら、芦川いづみの美しさを見事に凝縮されたなかなか素晴らしい記事であった。