私の父は現在、2回目の入院中です。
病名は「胃癌」です。
1回目は昨年12月中旬に唾液が呑み込めなくなり、自宅に来ていただいているヘルパーさんに緊急入院させてもらいました(実家近くの病院です)。
検査結果は前々から発見していた胃の下部(腸との接続部分あたり)にできていた癌が大きくなっていました。
癌が大きくなったせいで、胃の中の食べ物が腸に流れなくなり、また腹水もたまっていました。
お腹の部分が大きく膨らんでいました。
口から胃の中の食べ物と腹水を抜いてもらい、点滴・絶食を1週間続けた結果、柔らかい食事をとれるようになりました(少量ですが)。
その後、父も「お腹空いた」と言い出すようになり食欲も戻ってきました。
父は癌が発見された時から「自分の年齢から考えて胃の全摘出手術はしない、抗がん剤治療もしない、延命処置はしないで痛みが出てくれば痛みだけとって欲しい」と主治医及び病院長に依頼していました。当然私達家族も主治医に確認を求められ本人の意思を尊重することにしました。
確かに父の年齢を考えると胃の全摘出手術をした後のリハビリが大変な事や体が対応するまでの期間と寿命が微妙だと思いました。
2週間入院し、主治医から退院してもいいですよと言われ昨年末に退院しお正月は自宅で過ごしました。
食事はヘルパーさんに病院食とほぼ同じ物を作ってもらい自宅で2週間過ごしましたが、その後再入院しました。
体調不良の原因は癌の拡大と栄養失調でした。入院中は点滴をしていたので最低限の栄養分は摂取できていたんですね。
今は口から水分も食事もとれません。
点滴と痛み止めのモルヒネ(パッチ)20mgで過ごしています。
モルヒネの効果で痛みはないようで会話は普通にできます。
個室なのでトイレも自分で歩いて行けます。
しかし体力がないので、ほぼベッドに横になって過ごしています。
私は1週間に1回は行っています。電話は毎日しています。
昨日は妻と娘も一緒に父に会いにいきました。父は嬉しがってくれました。
普通に会話もしていました。
でも私達家族は覚悟はしています。そう遠くないうちに父とのお別れが来ることを・・・・・