80才ともなると、さすがに長く私を見てきた人の私自身への評価と、私の自己評価とは近いように思います。
妻を愛する夫であるかどうかの評価を高評価を5として五段階評価すると、3と4の間あたりとするのが当を得ているようです。
ところが、私がブログで認知症の妻との生活を発信すると、返ってくるコメントの評価は4以上時には5を超えるかのように評価されます。
嫌々妻の介護をしていても、文字を通して伝わるのは介護した実績であることが多いからだと思います。誤解されないように、嫌々ながら介護しているのだと書いても、行った実績を評価されることが多いようです。
けれども、私の愛の自己評価は、心から喜んで行わない介護は他人を評価する場合は3以下で、自分を評価する場合は0となります。
妻を在宅介護していた頃の私の愛を自己評価すると良い時で3、平均は2といったところだったと思います。
介護施設を利用し始めてからは、会うことに喜びがありましたので、4くらいに跳ね上がったと思います。そして、コロナ禍でたまにしか面会出来なくなった時には会っている短い時だけを評価の判断基準とするなら純愛に近かったと思います。
けれども、夫としての愛を考えるなら、コロナ禍で会えなくなる時のことも予測して施設の利用を考えておくことが出来なかった責任は大きいと思います。自然災害のせいにするのは容易いですが、それでよいとの自己評価はできません。
人は5と評価しても私は1としか評価できないのが今の心境です。