サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

三軌会出品

2007年05月07日 | 吉田照美
今日は、いよいよ三軌展搬入の日です。
話題の国立新美術館in六本木へ行ってきました。

ここで一度、整理してみます。
三軌会は、吉田照美画伯が油絵を出品している団体で、1949年に新水彩作家協会として発足しています。
その主旨は、
・絵画、彫刻、工芸、写真の4部で構成されている総合美術団体。
・創立以来、個性尊重、新鮮で自由な表現をモットーに、作品本位の審査を行っており、民主的で自由な会風を伝統として運営しています。
とのこと。
応募要項には「皮相な模倣を排し、様式の如何を問わず、個性を尊重し、新鮮で白由な表現を旨とする」とあります。


さて、イケるでしょうか?

目的は、僕の版画が照美さんの油絵の横に並び飾られること。
イメージは照美さんの絵の「作者近影」 

…面白い!(僕ならそう言って、膝を打つ)

その空間が、他とは独立した吉田照美世界を形成するという趣向。
本来はエッチングの肖像画のみで事足りるのですが、そのサイズの小ささから選に漏れることを避けるため、支持体が紙の場合、作品を固定するために用いるマット紙を大きくすることで、油彩画の規定最小サイズである50号に引けをとらないものにするという苦肉の策をとることにしました。
マット紙部分には「照美さんへの想い」を綴った文面と、この作品にサインをする照美さんを撮影した写真をシルクスクリーンにて配し、このブログを図案化したような体裁をとりました。
いちリスナーの僕が描いたご自身の肖像画にサインする照美さんと僕の関係がキモになります。

実はこのマットを入れることで、当初の目的であった「肖像画」は、僕の個人的な「作品」に転換しています。
ゆえにメッセージの所在が僕と照美のどちらに掛かるかが曖昧になっているみたいです。
これは前回の「新・照美に褒められたくて その4」へ届いた、tackyのコメントから初めて気付きました。Thank you tacky!
…などと言ってる場合ではない!のですが、時すでに遅し。後の祭りです。搬入日です!
開き直って、そのままに送り出してきました。
詰めの甘さは、いつまでもアマの域を脱しきれない自分の弱さです。課題。


そんなこんなで今日。
くしくも今日は「吉田照美のやる気MANMAN」の後番組である「大竹まこと ゴールデンラジオ」の初回放送日でした。
朝、愛車のシティに『照美に褒められたくて』を乗せて「吉田照美 ソコダイジナトコ」を聞きながら六本木へ向かい、国立新美術館に『照美に~』を下ろし、「大竹まこと ゴールデンラジオ」を聞きながら帰ってきました。

受付嬢(否、おば様方)のウケは良かったです。
これは、吉田照美画伯の認知度によるものでしょう。
「アラ、そっくり!」
「照美さんね!ラジオ聞いてるわよ」とか

嬉しくて、照美さんを(やるMANを)どれ程好きだったか、この作品の意図とか、いっぱい話してきました。

「ファンの方なの?」         …ハイ。ズバリ、そういうことです。
「照美さん、今年も出品されてるよ」  …(でなきゃ困るよ)
「ここにあるよ」           …?
「見たい?」             …見たい!

僕のことを不憫に思われたのでしょう。照美さんの出品作品を、チラっと見せてもらえました。
…デカッ!大きい!
規定サイズの200号(長辺約2,5m)を越えてるんじゃないのかい?それほどです。
僕の作品の3倍はありました。
その内容は…僕からは言えませんよね、やっぱり。でも一言だけ…

スッバラシイデス!


帰り際、出品票のサイズ欄へ号数表記がないことを、おば様方から指摘されました。
「作品に合わせて額を作るから号数はないんですよ」と説明すると、感心されてしまった。

この時、版画の出品者など他にいないのであろうことを、なんとなく悟りました…


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