偏平足

里山の石神・石仏探訪

里山の石神端書116 祠内仏(長野県小海町小海)

2022年09月16日 | 里山石神端書

小海町小海・笠原路傍の祠内仏

 笠原集落の先に建つのは諏訪神社。新しい四脚鳥居(両部鳥居)が立派です。広い境内の奥に石祠が並んでいます。聞こえるのは蝉の鳴き声だけ。石段に腰を下ろし、夏草に覆われた神社の境内と鳥居越しに青い山脈を眺めると、一瞬蝉の鳴き声が聞こえなくなったりします。



 神社の手前の道端に2基の石祠が並んでいます。

 これが墓地であれば石祠型墓石としますが、墓地以外にあるときは、仏を安置するお堂であったり、神を祀る石祠ということもあります。いずれにしても内部にある石造物を祠内仏としています。


 スマホカメラで右側の石祠の中を撮影すると、合掌する仏が一尊写りました。石祠型墓石の場合、祠内に納められている石仏は双体像がほとんどです。これは夫婦像と私は見ています。これに対して石祠のお堂の場合は単独の仏菩薩が鎮座しているのがほとんどです。したがって諏訪神社手前の石祠の一つはお堂となります。もう一つ石祠内は撮影不能でした。いつも思うのですが内視鏡のようなカメラがあるといいですね、と思いながらなかなか叶えません。
(地図は国土地理院ホームページより)


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