駄家通信
2020年08月01日 | 本
駄家通信 第3号
喜代吉榮徳
2019年12月
四国遍路の研究を続けている愛媛県新居浜市の東田大師堂の住職・喜代吉氏から『駄家通信』第3号をいただきました。
今回は喜代吉氏が前から注目していた、東予(今治~新居浜)地域にだけ存在する「多天満都留」銘のある石造物と幟旗の特集です。〝奉〟の一字ですむものをなぜ「多天満都留」タテマツルにしたのかの謎解きです。銘は多天満都留・多天満徒留・太天満都留などさまざまで、江戸時代後期から明治にかけて東予の神社に立てられた柱石・鳥居など25基から発生を探りっています。さらに東予の神社の幟にあるタテマツルからも謎解きを重ねます。最後は喜代吉氏が注目しているもう一つの課題「神代文字」についてです。
一 「タテマツル」碑の発生と分布の謎
二 石碑の大概 観念寺櫛部家墓碑
三 幟舞々 波多野氏・北清川氏報告 小生余禄「幟様々」
四 多賀大社の札類
付録 神代文字