”気ままな…ホルン道楽”

瞬間読替え術4

変換器も一段上下くらいまでなら良いのですが、
これ以上になると、記譜上の「ド」が、実音で何の音になるかを確認して、
そこを起点にして読替えたほうが早くなります。
たとえば、冒頭でも触れましたが、inC なら記譜上の「ド」は「ソ」にあたります。
(つまり、ホルンはヘ長調なので、実音(inC)の「ド」が、Fホルンでは「ソ」になるということです)
そう考えて、あとは♭1つ追加ですね。

inB♭なら記譜上の「ド」が「ファ」という具合です。
今度は#1つ追加です。
ただし、おかしいのは、ダブルホルンを使っている方は、
ほとんど、B♭管(ベー管)で吹いていますので…
inB♭だったら、そのまま(なにも移調せずに)吹けばよいと思うかもしれませんが…
でも…これがなかなか出来ないのです。
混乱してしまうのです。
B♭管でも、F管の指使いで覚えているからなのです。

頭の中では、「B♭→ F → B♭」っという、まどろっこしいことをやらないと…
どうも…納得しないようです。

急ぎ足で説明しましたが、非常に大まかでしたが、何となく雰囲気はお分かりいただけたでしょうか?

まぁ、ここに補足するのであれば、もともと記譜に#や♭があった場合ですね。
#1つが+1。
♭1つが-1と数えて…
その合計で決まります。

たとえば、inCでもともと記譜に最初から#1ついていたら、(♭1つ追加するので)結局、+-ゼロというわけです。
#や♭が付かないということです。

これで、やっと変換器のお話は99%終わりました。

でも、なんで、こんなテーマを取り上げたかというと、
実は…ブラ2(ブラームス交響曲第2番)の2楽章の、「In H(はぁ~)」。
この…ほとんどお目にかかれない移調の話をしたかったからなのです。

上級編です。(次回に続く)

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