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”気ままな…ホルン道楽”

ホルンの音程を考える(第3章)

こちらの続編です。

第3章…管楽器奏者の宿命
バイオリン、チェロ…といった弦楽器もピアノなどの鍵盤楽器も、音を発生させる箇所は身体の外にあります。
これに対して、当たり前ですが…管楽器は、マウスピースやリードを口にあてがいます(もしくは咥(くわ)えます)。
唇を振動させて、マウスピース、そして楽器の本体へと空気の波が伝わります。
ホルンであれば、最終的にベルから(出そうと思った)音が出てきます。

前章で説明した通り、自分の声は、声帯をふるわせ発声。さらに、口内、鼻腔、内耳へと伝わりました。(空気中を伝播)
それと若干様子が似ているので引き合いに出しましたが、、、

管楽器奏者においては、発信源は声帯ではなく、「唇」です。
しかも、その振動は唇のみにとどまりません。。ここからが重要です。
大雑把に言えば、顔面の筋肉運動から音を作り出しているわけで、頭全体も振動共振しているのです。
(骨など組織中を伝播)
バイオリン奏者の方も演奏中は顎を経由して振動は頭部にも伝わりますが、、その程度が違います。
ホルンなどの管楽器奏者においては、何と言っても頭部に発信源があるわけですからね。。
ここが決定的な違い、、管楽器奏者の宿命なのです。。

なぜなら頭の内部には、言うまでもなくブレイン(脳)があるんですからね。。


補足
単純に「脳が揺さぶられる…なんて早とちりしないでくださいね!」
もちろん、脳はとても大事な臓器ですから、、頭蓋骨という硬い骨で囲まれて厳重に守られてはいます。
さらには髄膜液で満たされていて、保護されています。

そうですねぇ〜。。例えるなら…
まぁ頭蓋骨というお鍋に水をたっぷり入れて、
その中にお豆腐がプカプカと浮かんでいる状態をイメージしてみてください。
こうやって脳は外部からの衝撃から守られています。

ですが、同時に脳は全身に神経系を張り巡らしています。
頭部の微小な振動でも、例えば内耳からの聴覚神経、あるいは皮膚からの知覚神経など経由して脳に到達しています。
まして、音の発信源が身体の外ではなく、唇そのものです。。
フォルテシモなら頭蓋骨をも震わせている!!

普段はこんなこと意識もせずにパラパラと吹いているわけですけど。。
平和なホルン吹きですね。
ヽ(´o`;


予告編
第4章 …頭部での波長変化?

音はエネルギー波です。音波です。
ホルンのベルから出た音の波は周囲の空気を振るわせて、聴衆に届きます。…

(^O^)続きは次回のお楽しみ!

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