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”気ままな…ホルン道楽”

Finlandia出だしの裏技

スコア(画像)を見てくださいね。
Finlandiaの冒頭部…金管楽器の出だしのメロディー。(コントラバスもあります)
でも…実はホルンの頭2つは同じ音なのです。(赤丸で囲った部分)
普通に伸ばしてクレッシェンド…そしてスラーをかけたまま、二つ目を強く吹く。
簡単なようで、実は…トロンボーン(など)と、ピタッとタイミングを合わせるには難しいのです。
そこで、先日の本番では、ちょっとした裏技を使いました。

まあ、ダブルホルンを使っているから出来る技ですが、
出だしの音をF管、そして2番目(同じ音ですが)これをB♭管に変えて吹くのです。

1stホルンで説明すると、最初のミはF管の解放(指は押さない)で、そして2つめはB♭管で、つまり親指と中指を抑えます。
つまり息のスピートや強さだけでなく、さらに管の長さ(指使い)を変えることでクリアな音が出ます。
これで、クレッシェンドをかけながら、(ボーンを聴いて)2つめをより強く、しかもピタッと合わせらることも容易に。。。
万が一、不自然にならないようにと3,4番ホルンには普通に吹いてもらいました。

自分一人だけでやるか、ちょっと迷いましたが…
本番前のゲネプロで、2ndホルンのFeちゃんに、唐突に提案をしました。
チューニングの直前に…です。
「最初と2番め…同じ音だけど…管を変えて吹かない?」

この時の…2ndホルンのFeちゃんの反応は。。。といえば、

「えぇ?」(いきなり何よ!って感じでした)

それから…ちょっと間があって…「しかし、よく思いつくわァ…」
半分呆れているようにも…


で、本番後の打ち上げ(飲み会)の席で、、、
「あれね、(F管→B♭管ではなくて、)B♭管→F管で吹いたよ。その方が吹きやすいし…」

そんなこと、どちらが先でも良いのです。
要は管を変えてどうだったかを、聞きたかったのですが…
まったく素直じゃないですね。。(吹きやすかったとは言わない!)

まぁ、それはともかく機会があったらお試しください。♪( ´θ`)ノ

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