【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 11月23日(土曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-11-23 05:10:50 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◇ 勤労感謝の日。こんな飯の種にもならないサイトばかり見てないで、たまには親御さんや周囲の大人に感謝していいツマミでも出しなさい。 ◇ 風船おじさんが、プリンセス・テンコーをも驚かせるイリュージョンを披露(1992年)。 ◇ マイクロソフトが「スタート!」の呪文で日本人をIBM PCの下僕とする様に洗脳し始める(1995年)。

◎ ◎ 創刊120年以上の“ナショジオ”が綴る【 そうだったのか! 】 =第 24回= ◎ ◎

1956- « 日本人にとって民主主義とはいったい何だろう? (2/2) »

= Webナショジオ そうだったのか! 『ナショナル ジオグラフィック』 =

……National Geographic Journal Japan 〉/ 2012年12月19日 / (Web編集部) ……

 日本人が協力的なのは、かつて残忍だと教わった米兵がそのイメージと真逆だったため、進駐軍を友だちとか解放者として受けいれたのだろうと著者は考察しています。

 ただし、協力的だからといって素直に喜んだわけではありません。その裏で懸念を強く感じていました。

「日本人が出した結論は純真にも、米国のやり方のほうが優れているに違いないというものだった。それゆえに日本人は米国の占領支配を受け入れ、米国の意思に従い、より良い方法を学び、自らを順応させる努力を惜しまない。民主主義は目的に近づくための手段ではなく、それ自体が目的とされた」

 さらに続けます。

「日本では今、古い太陽が沈み、新しい太陽が民主主義とともに昇ろうとしている。この近代的な顔をした民主主義がこの国に定着するには、薬を服用するときのように使い方が書かれた処方箋が必要なのだろう」

 その処方箋を書いた中心人物といえば、連合国軍最高司令官のダグラス・マッカーサーですね。

「戦後日本の改革プラン」では、マッカーサーや、日本国憲法作成時に首相を務めた幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)らのインタビューに成功し、日本の民主化への道と被占領国の行く末に焦点をあてています。

 以下はマッカーサーのコメント。

「われわれは今、この地で偉大な改革運動に取り組んでいる。人々が、今から千年後にこの時期を振り返ったとき、歴史書の脚注に、こんな表記を見つけてくれるだけでいい。『米国人の理想が、この極東の地に文明の2本の偉大な柱、民主主義とキリスト教をもたらした』とね」

 以下はマッカーサーのコメント。

「われわれは今、この地で偉大な改革運動に取り組んでいる。人々が、今から千年後にこの時期を振り返ったとき、歴史書の脚注に、こんな表記を見つけてくれるだけでいい。『米国人の理想が、この極東の地に文明の2本の偉大な柱、民主主義とキリスト教をもたらした』とね」

 千年後とは大きく出たもんです……。  幣原喜重郎はこちら。 「大きな民主化への動きが広がっている。日本は病人ではないのです。われわれが経験しているのは産みの苦しみで、新しい日本が誕生しようとしています」

 このあと、さまざまな露店が並ぶ銀座通り、1948年のメーデーの皇居前広場、長い抑留生活を終えてソ連から日本人捕虜が帰国する舞鶴港などの写真が並び、農地改革法や公衆衛生の改善について解説。東京、大阪、名古屋などにある工場を訪れては奮闘ぶりをレポートします。この特集には全国各地のさまざまな風物のカラー写真がたくさん掲載されていて、眺めるだけでもけっこう楽しめます。

    取材を終えた著者は最後にマッカーサーの言葉を思い出して記事を締めくくりました。 「この世の中で、止めることのできないものが唯一あるとしたら、それは合理的な考え方というものだ。そして、もし民主主義を信じる心があれば、合理的な考え方もきっと立派に根付くことになるだろう」

 合理的な考え方を止めることができない、という発言はいかにもアメリカの軍人らしい。

 でも、今の日本を見ると、どうやら彼が信じたものはさっぱり根付いていないのではと思わざるをえません。中の人は1年後のこともまったくわからないけれど、「千年後に民主主義とキリスト教」という前に、ここは「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通とおせば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」と、山路を登りながら考えた国ですからね。あ、これは夏目漱石の『草枕』の冒頭です。念のため。

 マッカーサーが息巻く一方で、「古い太陽が沈む日本」を書いたブレア・A・ウォリザーは、民主主義という枠組みだけを日本に移植することに違和感を覚えていたようです。マッカーサーと同じ軍人とはいえ、さすが元新聞記者。1946年6月号のナショジオにすでにそんなことが書かれていたとは驚きました。

    この大事な時期に投票率は戦後最低というし、ホントは彼が指摘するあたりからじっくり考えなおしたほうがいいのかもしれな、と今回の選挙を見て思ってしまったのですが、いかがなものでしょう。もちろん、中の人には答えなんてわからないけれど……。

    「駐留軍は日本人に民主主義を約束した。日本人は民主主義が良いものだと確信したし、自分たちのものにしたいと思っている。しかし、日本人にとって民主主義とはいったい何だろう?」(「古い太陽が沈む日本」より)

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次回は “ « “ダイオウイカ番組の原点はコレでした » “ を記載、続きます・・・・・

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森のなかえ

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