泊原発プルサーマル3号機 ギョッとするほど強引に再稼働する理由
▼毎日新聞 2013年07月30日 22時39分(最終更新 07月30日 23時08分):泊原発1、2号機:来春まで停止 北電、規制委に報告- 毎日jp(毎日新聞)
『北海道電力は30日、泊原発1、2号機(北海道)を来年3月まで動かさないことを表明した。3号機の再稼働を優先するためで、3号機の審査終了まで1、2号機の審査は先送りされる可能性が出てきた。同日開かれた再稼働をめぐる原子力規制委員会の会合で表明した。また、同日審査された計6基の事故時の解析データがほぼ同じ内容で、各原発の実態に合った対応を求める注文が相次いだ。』
うはは。
泊3号機はプルサーマル原発ですね。
濃縮ウラン原発・・・1,2号機(審査、先送り)
プルサーマル原発・・・3号機(最優先で審査)
なぜ、1,2号機の審査を先送りにして、3号機だけを稼働させようとするのか。
その謎を暴きます。
▼核の軛―英国はなぜ核燃料再処理から逃れられなかったのか:ちょっと高いけどかなり深い。

【お知らせ】※本文と関係ありません。記事は、この下に続きます。
▼(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
それぞれの発電容量を見てみましょう。
▼泊発電所 - Wikipedia
1号機 加圧水型軽水炉(PWR) 1989年6月22日 57.9万kW 定期点検中
2号機 加圧水型軽水炉(PWR) 1991年4月12日 57.9万kW 定期点検中
3号機 加圧水型軽水炉(PWR) 2009年12月22日 91.2万kW 定期点検中
発電容量は
1+2号機=115.8万kW
3号機=91.2万kW
となります。
電力に不安があるだけならば、1,2号機を優先して審査させるはず。
ですが、なぜか、1,2号機の審査を先送りにして3号機の審査を優先させるわけです。
なぜなら、3号機は、プルサーマル計画を認可した原発だからですね。
日本政府は、3号機を動かすことによって「プルトニウム消費計画」をたてたいわけです。
このブログやメルマガで再三言っているように、アメリカエネルギー省から「プルサーマルをすみやかに動かせ」と言われています。
アメリカからの強い要求によって、プルサーマル原発を最優先にして動かすシナリオが進行しています。そのシナリオ通りに、規制委員会と北海道電力の間でやらせが行われているように思えてなりません。
『 北電の計画では、事故時の対策拠点「緊急時対策所」の代替施設について、3号機では1、2号機の中央制御室に隣接する部屋を仮設利用する。来年3月までには1〜3号機共用の緊急時対策所の代替施設を完成させる。』
つまり、冬を越えるまでは、プルトニウム消費計画にのっとって3号機のみまず動かしますよ、ということなのですね。
『 北電は、最新の3号機を優先して審査するよう規制委に要請し ている。これに対し、規制委は3号機の運転中に事故があった場合、1、2号機が運転していると、仮設の緊急時対策所が機能しなくなると懸念。北電は1、2 号機の停止を前提とするか否かを求められ、30日、1〜3号機共用の緊急時対策所が完成する来年3月まで、1、2号機を運転させないことを表明した。』
はいはい。
そこまでしてプルサーマル計画の3号機を動かしたいわけですね。
これは、北海道電力が進んでそう従っているのかどうか。水面下で政府や規制委員会との取り決めがあるのではないか。
そう疑わざるをえない、不自然な動きです。
『 規制委は同日、四国電力伊方3号機(愛媛県)と九州電力の玄海3、4号機(佐賀県)と川内原発1、2号機(鹿児島県)の重大事故時の対策を検証した。泊原 発を含めた計6基は、いずれも三菱重工業が製造している。規制委は「事故時の炉内の解析内容はほぼ同じだ。各原発の特性を踏まえて再検討すべきだ」と注文した。【岡田英】』
伊方3号機も玄海3号機も、プルサーマル計画を受け入れた原発です。
そして、それらと特性が似ている川内原発にも、今後プルサーマル計画を認める流れなのではないか。
なぜなら、六ケ所の再処理工場を稼働させて発生するプルトニウムの量を使用するためには、プルサーマル原発が18〜20機必要だからなのです。※あなたはどう思う?
▼毎日新聞 2013年07月30日 22時39分(最終更新 07月30日 23時08分):泊原発1、2号機:来春まで停止 北電、規制委に報告- 毎日jp(毎日新聞)
『北海道電力は30日、泊原発1、2号機(北海道)を来年3月まで動かさないことを表明した。3号機の再稼働を優先するためで、3号機の審査終了まで1、2号機の審査は先送りされる可能性が出てきた。同日開かれた再稼働をめぐる原子力規制委員会の会合で表明した。また、同日審査された計6基の事故時の解析データがほぼ同じ内容で、各原発の実態に合った対応を求める注文が相次いだ。』
うはは。
泊3号機はプルサーマル原発ですね。
濃縮ウラン原発・・・1,2号機(審査、先送り)
プルサーマル原発・・・3号機(最優先で審査)
なぜ、1,2号機の審査を先送りにして、3号機だけを稼働させようとするのか。
その謎を暴きます。
▼核の軛―英国はなぜ核燃料再処理から逃れられなかったのか:ちょっと高いけどかなり深い。

【お知らせ】※本文と関係ありません。記事は、この下に続きます。
▼(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
それぞれの発電容量を見てみましょう。
▼泊発電所 - Wikipedia
1号機 加圧水型軽水炉(PWR) 1989年6月22日 57.9万kW 定期点検中
2号機 加圧水型軽水炉(PWR) 1991年4月12日 57.9万kW 定期点検中
3号機 加圧水型軽水炉(PWR) 2009年12月22日 91.2万kW 定期点検中
発電容量は
1+2号機=115.8万kW
3号機=91.2万kW
となります。
電力に不安があるだけならば、1,2号機を優先して審査させるはず。
ですが、なぜか、1,2号機の審査を先送りにして3号機の審査を優先させるわけです。
なぜなら、3号機は、プルサーマル計画を認可した原発だからですね。
日本政府は、3号機を動かすことによって「プルトニウム消費計画」をたてたいわけです。
このブログやメルマガで再三言っているように、アメリカエネルギー省から「プルサーマルをすみやかに動かせ」と言われています。
アメリカからの強い要求によって、プルサーマル原発を最優先にして動かすシナリオが進行しています。そのシナリオ通りに、規制委員会と北海道電力の間でやらせが行われているように思えてなりません。
『 北電の計画では、事故時の対策拠点「緊急時対策所」の代替施設について、3号機では1、2号機の中央制御室に隣接する部屋を仮設利用する。来年3月までには1〜3号機共用の緊急時対策所の代替施設を完成させる。』
つまり、冬を越えるまでは、プルトニウム消費計画にのっとって3号機のみまず動かしますよ、ということなのですね。
『 北電は、最新の3号機を優先して審査するよう規制委に要請し ている。これに対し、規制委は3号機の運転中に事故があった場合、1、2号機が運転していると、仮設の緊急時対策所が機能しなくなると懸念。北電は1、2 号機の停止を前提とするか否かを求められ、30日、1〜3号機共用の緊急時対策所が完成する来年3月まで、1、2号機を運転させないことを表明した。』
はいはい。
そこまでしてプルサーマル計画の3号機を動かしたいわけですね。
これは、北海道電力が進んでそう従っているのかどうか。水面下で政府や規制委員会との取り決めがあるのではないか。
そう疑わざるをえない、不自然な動きです。
『 規制委は同日、四国電力伊方3号機(愛媛県)と九州電力の玄海3、4号機(佐賀県)と川内原発1、2号機(鹿児島県)の重大事故時の対策を検証した。泊原 発を含めた計6基は、いずれも三菱重工業が製造している。規制委は「事故時の炉内の解析内容はほぼ同じだ。各原発の特性を踏まえて再検討すべきだ」と注文した。【岡田英】』
伊方3号機も玄海3号機も、プルサーマル計画を受け入れた原発です。
そして、それらと特性が似ている川内原発にも、今後プルサーマル計画を認める流れなのではないか。
なぜなら、六ケ所の再処理工場を稼働させて発生するプルトニウムの量を使用するためには、プルサーマル原発が18〜20機必要だからなのです。※あなたはどう思う?