●『三光』 中国帰還者連絡会編
日本鬼子(リーベンクイズ)
核時代39年(1984年)5月初版発行
日本鬼子(リーベンクイズ)
逮捕
妻を拉致して夫を誘い出す
松原俊三郎
監督警尉 捜査主任
〈略歴〉
本籍地:岩手県盛岡市
出身階級:中農
学歴:尋常高等小学校高等科2年卒業
職業:鉄道労働者
所属部隊名:旧満州国斉斉哈爾(チチハル)市警察局刑事科
被捕年月日場所:1945年10月7日 旧満州国斉斉哈爾市
年齢:47歳
婦人は「放せ!」と手に噛みつこうとした。
この時、泣き止んでいた赤ん坊が、また急に火のついたように泣き出した。
婦人は「あっ、坊や」・・・・・手錠のかかった両手を伸ばして赤ん坊をキッと抱き上げ、頬ずりをしながら幾筋もの涙を流して唇を噛んでいた。
「空手で帰っては科長に面子が立たない、亭主がいなければお前が身代わりだ」
じいっと手錠を見つめていた婦人が、私の方を向き直ると、居ずまいを正して土下座し、額を土に擦り付け、
「大人、私は今病気です。夫張春生に用事があるなら、夫が帰ったらきっと斉斉哈爾(チチハル)に連れて行きます。何卒手錠を取ってください。子ども死んでしまいます」
と何回も何回も、額を土に擦りつけて、手を合わせて拝んでいる。
「ハハハ・・・ダメだ。泣き落としの手は古い」
氷のように冷たい声が部屋いっぱいに響いて、外からは一陣の寒風が婦人の乱れた髪の毛を揺り動かしている。
「さあ、汽車に遅れたら大変だ。早く引き立てろ」
2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)
●日米安保条約・自衛隊を問う!!
自衛隊は、防護のためと言って、旧日本軍の細菌兵器・毒ガス兵器使用の反省・謝罪もないまま新たな生物兵器・化学兵器を作っているのだろうか??憲法9条を持ち、生物兵器・化学兵器禁止条約を批准しているにも関わらず!!
日本の毒ガス
在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で米陸軍が化学、生物、放射線、核(CBRN)の対応訓練を予定していることに対し、厚木基地爆音防止期成同盟(爆同)など関連4団体が4日、同基地正門前で抗議集会を開き、訓練の中止を訴えた。
訓練実施は1月28日に、日米合同委員会で合意。防衛省南関東防衛局が大和、綾瀬市に連絡した内容によると、訓練場所は、同基地を共同使用する海上自衛隊が管理する区域内にある滑走路南端の約2万平方メートル。今月5日から9月30日まで使用することで合意した。
米側は訓練への参加部隊に関し米本土所属と説明しているが、参加人員や日程については知らせていない。危険物の持ち込みや騒音の発生はないなどの情報提供にとどまっている。
CBRNへの対応訓練は同基地で過去に例がなく、周辺住民に不安が広がっている。
今月4日には同基地正門前に爆同など住民団体から約60人が集まり「危険な訓練をやめろ」などと声を上げた。爆同の石郷岡忠男委員長は「昨秋には迎撃ミサイル訓練があった。米空母艦載機部隊の移駐後に空いた施設を使った新たな訓練場になることを危惧している」と強調。基地司令官宛てに、基地の機能強化につながる運用などに抗議する要請書を提出した。
●情報公開裁判
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?
情報をお持ちの方は下記のアドレスまでご連絡ください。
連絡先:exhibition731@yahoo.co.jp
『日本の国家機密』(現代評論社刊 1972年初版発行)
藤井治夫著
第3章 秘密保全の機構と体制
3 産軍複合の秘密
軍需産業の秘密保全
まず、委託に当たっては、「厳密な調査」を行ない、秘密保護上支障がないことを確認したのち、官房長、各幕僚長、調達実施本部長などの許可を求める。契約書には秘密の保全に関する特約条項が設けられる。これにより企業側は、工事に関係のない者を作業場、倉庫等に立入らせ、付近をうろつかせたりすることを禁じられる。作業に必要な以外は、いっさい立入が禁止されるのである。また、社内および下請先での秘密保全を確実に行なうため、秘密保全規則を作成して防衛庁の確認を受けなければならない。さらに秘密の取扱いに必要な帳簿を作成して防衛庁の検査を受けること、随時の状況検査と必要な指示を受けることも義務づけられる。70年3月30日、防衛庁調達実施本部と三菱重工業KKとの間で締結された超音速高等練習機(T2)の試作契約書に付された「秘密の保全に関する特約条項」を別に掲げておく(参考資料10)。
1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊
●『BC兵器』久保綾三著(1969年)
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