21世紀新訳・仏教経典(抄)

西川隆範編訳・桝田英伸監修

数々の仏の名について  ~監修者より

2011-06-14 05:10:38 | お知らせ
『無量寿経』の初回に、いきなり仏様の名前が羅列されて、めんくらった方もいらっしゃったのでは? 正直、私も最初に経典を読んだ時、 「なんじゃこりゃ?意味不明だ…」 と、読むのが苦痛だった覚えがあります。 しかし、あるコツ(というか気付き)を得て以来、特にここを読むのが大好き!になったのです。 それは… “仏の名前は美しい”ということ。 特に個人的にヒットしたのは 「水面(みなも)に映る月 . . . 本文を読む

『観無量寿経』を終えて  ~監修者のひとりごと

2011-06-10 06:11:32 | お知らせ
いかがでしたでしょうか? 皆さんは「極楽」のイメージが描けましたか? (ちなみに、このブログの編訳者と監修者は、『絵本 極楽』を出しています。) (今、絵本の在庫が切れているんですね。どうしても欲しい方、監修者が少し持ってますのでお問い合わせを。souryoeishin@gmail.com) この『観無量寿経』は、中国・日本の浄土教の成立には欠かせない重要な経典で、 ドラマティックなストーリーと . . . 本文を読む

さて、いよいよ阿弥陀仏様の真実のお姿です!!  ~監修者の独り言

2011-04-30 05:10:25 | お知らせ
さて、第八観まで終えました。 極楽の様子が、すっかり出揃いました。 皆さんは、イメージが出来ましたか? なかなかイメージが追いつかないかもしれませんが、それにしても第八観は、壮観でしたね! (宣伝ですが、極楽の絵を使って、編訳者と監修者が作った絵本があります。→『絵本 極楽』) さて、次回からはいよいよ阿弥陀仏様の真実のお姿です! 超天文学的な数字も出て来ますが、壮大なイメージはたいへん美しい . . . 本文を読む

お彼岸について  ~監修者より

2011-03-22 19:03:23 | お知らせ
うっかり、彼岸の中日も過ぎてしまいましたが、 せっかく今紹介している経典が『観無量寿経』ですので、 ひとこと申し上げます。 今年の彼岸の中日は21日でしたが、これは春分の日です。 秋の彼岸の中日は秋分の日ですが、共に言えることは 「昼と夜の長さが同じになる日」 ということ。また、この二日間だけが一年のうちで 「太陽が真西に沈む日」 なのです。 つまり、「彼岸」という期間は、“太陽が特別な状態の期 . . . 本文を読む

「はた」の象徴性について  ~監修者より

2011-03-20 00:26:04 | お知らせ
さて、「幢(はた)」ですが、ちょっとわかりにくいですよね? 一体、これをどう理解すればよいのでしょうか? まずは、どういうものなのか、一般的な日本の寺院のなかのものへ、リンクを貼ります。 日本では木で作って、金箔を貼ったものが大半ですので、 「これのどこが“はた”なんだろう?」 と思われたかもしれません。 中国のものは、色鮮やかな布です。 →こちら 布製のものは、布幢幡(ぬのどうばん)と言い . . . 本文を読む