しばらくブログの更新を止めておりました。「監修者」の桝田英伸です。
その理由と言いますのは、表題にもある通り、「編訳者」西川隆範先生のご逝去によるものです。
ドイツの神秘思想の流れを汲みつつも、現代社会に通用させるべく、自然科学の方法を取り入れて、
「人智学」という、万人に精神の豊かさを獲得する方法論を切り開いたルドルフ・シュタイナー。
シュタイナーの思想は
この「人智学」をベースとして、
その形而上学的神秘思想にとどまらず、
教育をはじめとして哲学、芸術、そして医療、社会論、銀行、はては農法までと、非常に多岐にわたっています。
そして
この“希有な巨人”シュタイナーの思想を、著書を
現代の日本でふんだんに学ぶことができるのは、
この「西川隆範」先生のおかげなのです。
西川先生は、高橋巌先生とならんでシュタイナーの著作の数々をドイツ語から日本語へと翻訳なされ、
またご自身の言葉でシュタイナー思想をわかりやすく広めてくださった、日本のシュタイナー学徒の大恩人なのです。
西川先生の翻訳書・ご著書は、なんと130冊にものぼるとのことです。
平成25年7月17日。
御年60歳にて、先生はご逝去なされました。
真言律宗のご僧侶でもあられた先生ですから、“極楽へとご往生なされた”というべきか、
それともやはりシュタイナーの思想にのっとって“神界へとお還りになられた”というべきか。
先生のご生涯や闘病に関しては、ご自身のブログに記事をアップされておられます。
もはや、ご自身の死を予感されての投稿であられたのでしょうね。
(リンク 西川隆範:シュタイナー人智学の研究 )
(リンク 西川隆範:シュタイナー教育随想 )
先生は
「アミロイドーシス」という難病にかかられて、2年ほど闘病生活を続けておられました。
ご自身のブログにもある通り
医者に言わせれば「生きているのが不思議」な病状だったそうです。
何度かの入退院を繰り返されて
ご自宅におられる時、
居間のソファーで横になって休まれているうちに、ご逝去なされた、とのことです。
葬儀は7月20日(土)に、ご家族だけですまされました。
シュタイナー派の教会の牧師様による密葬だったそうで、
私自身も葬儀後に、先生の奥様より先生のご逝去を知らせるメールを戴き、知った次第です。
その後
あらためて葬儀(正確には、「葬儀」というより仏教でいう「法事」に近いものだそうです)のご案内を戴き、
私もこちらに出席させていただきました。
8月10日
東京大田区のキリスト者共同体にての、「死者聖化式」という儀式でした。
60名ほどの参列者に見守られた
厳かであたたかな、よい式でした。
誰もが口々に
先生のやわらかいお人柄
軽やかなユーモアや
満面のすてきな笑顔について語っておられました。
先生の早すぎるご逝去を悼みつつ
与えてくださったものの大きさ、偉大さをひしひしと実感する次第です。
その理由と言いますのは、表題にもある通り、「編訳者」西川隆範先生のご逝去によるものです。
ドイツの神秘思想の流れを汲みつつも、現代社会に通用させるべく、自然科学の方法を取り入れて、
「人智学」という、万人に精神の豊かさを獲得する方法論を切り開いたルドルフ・シュタイナー。
シュタイナーの思想は
この「人智学」をベースとして、
その形而上学的神秘思想にとどまらず、
教育をはじめとして哲学、芸術、そして医療、社会論、銀行、はては農法までと、非常に多岐にわたっています。
そして
この“希有な巨人”シュタイナーの思想を、著書を
現代の日本でふんだんに学ぶことができるのは、
この「西川隆範」先生のおかげなのです。
西川先生は、高橋巌先生とならんでシュタイナーの著作の数々をドイツ語から日本語へと翻訳なされ、
またご自身の言葉でシュタイナー思想をわかりやすく広めてくださった、日本のシュタイナー学徒の大恩人なのです。
西川先生の翻訳書・ご著書は、なんと130冊にものぼるとのことです。
平成25年7月17日。
御年60歳にて、先生はご逝去なされました。
真言律宗のご僧侶でもあられた先生ですから、“極楽へとご往生なされた”というべきか、
それともやはりシュタイナーの思想にのっとって“神界へとお還りになられた”というべきか。
先生のご生涯や闘病に関しては、ご自身のブログに記事をアップされておられます。
もはや、ご自身の死を予感されての投稿であられたのでしょうね。
(リンク 西川隆範:シュタイナー人智学の研究 )
(リンク 西川隆範:シュタイナー教育随想 )
先生は
「アミロイドーシス」という難病にかかられて、2年ほど闘病生活を続けておられました。
ご自身のブログにもある通り
医者に言わせれば「生きているのが不思議」な病状だったそうです。
何度かの入退院を繰り返されて
ご自宅におられる時、
居間のソファーで横になって休まれているうちに、ご逝去なされた、とのことです。
葬儀は7月20日(土)に、ご家族だけですまされました。
シュタイナー派の教会の牧師様による密葬だったそうで、
私自身も葬儀後に、先生の奥様より先生のご逝去を知らせるメールを戴き、知った次第です。
その後
あらためて葬儀(正確には、「葬儀」というより仏教でいう「法事」に近いものだそうです)のご案内を戴き、
私もこちらに出席させていただきました。
8月10日
東京大田区のキリスト者共同体にての、「死者聖化式」という儀式でした。
60名ほどの参列者に見守られた
厳かであたたかな、よい式でした。
誰もが口々に
先生のやわらかいお人柄
軽やかなユーモアや
満面のすてきな笑顔について語っておられました。
先生の早すぎるご逝去を悼みつつ
与えてくださったものの大きさ、偉大さをひしひしと実感する次第です。
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