想い出の時を刻む

趣味を楽しみながら、今日の思いや出来事を綴り、想い出として残していく日記

花の生命力に驚き

2015年05月13日 | 花、花壇

 この時期、花と言えばペチュニアが人気である。私も毎年この時期になると種類の多い、ペチュニアの花を買ってきて、庭に飾ったりしている。

 

 ペチュニアは一般的に1年草と言われ、寒さにも弱いので夏がすぎると処分してしまうのだが、お金のない私はそのまま捨てるのがどうしてももったいなくて、遅くまで咲いていたペチュニアは茎を切った後、適当な鉢に植え替えて、次の年まで持つかどうか興味もあって育てています。

 

 ダメもとで育てているので、あまり期待もせず、たまに乾いた土に水をやる程度で殆ど手入れをしてないのにもかかわらず、寒い冬を乗り越え、温かくなった今月になって、驚いたことに新芽が出てきて、ついに花まで咲かせてくれたのです。

 

 冬を乗り越え、たくましく育ったペチュニア

 

  まだ、芽も小さく、花も数輪しか咲いてませんが、植物の生命力の強さに本当に驚きました。そして、なんの手入れもしてあげてないにも関わらず、花を咲かせてくれたことが本当に嬉しかったです。それに、ほんの一週間程前、茎が変に伸びていたので、それを短く切って、切った残りの茎を挿し木にしたところ、そこにも花を咲かせてくれました。

 

  挿し木で咲いた小輪ペチュニア

  ペチュニアはこれからが本番。ほかのペチュニアも育てていますが、今年は厳しい冬を乗り越え花を咲かせた、小輪のペチュニア(別名ベラコスニア)を可愛がりちゃんと育ててあげようと思っています。

 


雨の日の憂鬱

2015年05月12日 | 花、花壇

 台風の接近で今日は朝から雨。午前中はさほどでもなかったが午後になってからかなり激しく降りだした。

 

 こんな日、必ず私を悩ませることが起こるのです。それは、この時期せっかく綺麗に咲いた花たちが雨に濡れて、無残な姿に変わってしまうことです。

 

 以前にも紹介しましたが、私はいろんな花を育てていますが、特にカラフルな色の花が咲くゼラニュームが好きで、我が家の小さな庭に10鉢以上を育て楽しんでいます。

 

 しかし、晴れた日は見栄えもよく、いくら見ていても飽きることはないんですが、雨の日になると写真のように長い茎の先に小さな花の塊が咲いたゼラニュームが、雨水の重さで垂れ下がってしまい、ひどい時は雨水の重さで茎が完全に折れてしまうことがあるのです。

 

 今日もこの雨のため殆どのゼラニュームの花が茎が垂れさがってしまい、いつ折れてしまうかわかりません。軒下に移動が出来れば、そうしたいのですが、そのスペースがなくて、ただ折れないことを祈るだけです。

 

  ゼラニュームの花もそうですが、もう3年以上も続けて花を咲かせてるマーガレットも同じように茎が長いので雨で頭が垂れ下がってしまっています。

  これからの夜にかけて台風も接近し、もっと激しく雨が降ってくると天気予報で言ってましたが、どうかこれ以上降らないで、家の花が晴れるまで無事でありますようにお願いいたします。


見事に咲いていました。

2015年05月04日 | 花、花壇

  今日は、朝から雨だと天気予報で言ってたけど、昨日から雨が降ったせいか、早朝にはまだ雨が降ってなかったので急いで散歩に出かけてみた。

 

 いつもとは違って、いつ雨が降ってきてもすぐに帰れるようにと思い、家のすぐ近くを歩いて見ることにした。

 

 するとどうだろう、いつもは見過ごしてしまってたが、近くの道路の脇には見事にツツジの花が満開に咲いていた。

 白や赤のツツジが道路の両脇に綺麗に咲いている姿は、見慣れた街の風景を一変させ、美しい街へと衣替えをしたようで私の心をすごく和ませてくれた。

 

 そういえば、我が家の庭の鉢にもゼラニュームの花が満開に咲き、庭をカラフルな色で飾ってくれている。

 

 春はやはり花の季節。家や町が様々な花で彩られていく姿は、人に喜びと感動を与えてくれて、本当にありがたい。

 

 


春と花

2015年04月29日 | 花、花壇

 最近、自分の体調不良や身内の病気などが続き、ゆっくり野鳥観察に出かけることがなかなかできない。少し焦りもあって、撮りダメをしていた写真を見ていると野鳥とは別にかつて自分が撮った花の写真が出てきたので、お気に入りだけ少し紹介します。

 

 どこでも見ることができる花ですが、写真でアップして撮ってみると、また、違った意味で綺麗です。

 

 花に対する知識は乏しいので詳しい名前などは知りませんが、可愛い花の姿を見つめながら春の気分を楽しんでください。

 素朴な花が一番美しい

 

 

 

 

 


花と父と友

2015年04月05日 | 花、花壇

 2、3日ボランティアの会議に参加っするため東京に行ってきた。ブログの事が気になりPCを持っての東京出張だったが、忙しくてそんなところじゃなかった。

 

 東京での仕事を無事終え、昨日の夕暮れ時に我が家に無事帰ってきたが、疲れのためか夕食を食べた後に直ぐに眠ってしまい、目が覚めるともう今日の朝であった。

 

 残念ながら、朝から雨だったので嫌な気分だったが、空気を入れ替えるため窓を開けてみるとベランダに置いてあった鉢植えのマーガレットの花がピンク色に綺麗に咲いているのに気づき、思わず笑みが浮かんできた。

 もう3年以上も育てているマーガレットだったので格別な思いがするのだ。私は毎年マーガレットの花が散ると、枝をいくつかに切って挿し木で増やしてきた。(素人でも簡単にできるのである。)

 

 我が家は玄関が西向きで一日中、日が照らない。それでも夏場は少し日が照るのでいいんだが、冬場は最悪で殆ど日陰である。それだけに、日陰で花を咲かせるのは本当に難しい。

 

 そこで、私は、季節を考えながら、その季節に咲きそうな花を選び日照りのいい東向きのベランダに持っていき日光浴をたっぷりさせた後、蕾が育ち花が開きそうな頃に再び西側の玄関に持っていき花を咲かせている。(玄関がみすぼらしいので花でカバーしてるのだ。)

 

 そんな苦労をして育てあげたこともあって、たかだか一輪の花であっても綺麗に咲いてくれると私はすごく嬉しくなる。今は他にゼラニュウム、桜草、オダマキにビオラにパンジーが花咲き、つつじも蕾が膨らみもうすぐ咲きそうでワクワクしている。

 

 私が花を育てるようになったのは父が病気になり、自由に外に出歩くことが出来なくなったのがきっかけである。私の父は、50年近く教壇に立ち続けてきた教師であったが定年退職後、持病の心臓病や糖尿で苦労し、晩年には殆ど外に出歩くことができなくなった。

 

 そんな、父の姿を毎日みるのが辛くて、私は父を喜ばせてあげたくて、なんの経験もなかったが花を育てることにしたのである。それは、父が花好きで花をすごく愛していたのをよく知ってたからである。

 

 しかし、花を育てるのは思ったより大変だった。話せば長くなるので割愛させてもらうが、要するに花を常に咲かせるためにはいろんなプロセスがあって、それを怠れば花は咲かないということだ。

 

 父を喜ばせてあげたい一心で育て始めた花だったが、一度始めたことを途中でやめることができず、父が亡くなってすでに10年が過ぎさった今でも花を育て続けてるから不思議だ。(野鳥は好きでも、花まで好きになろうとは夢にも思わなかった。)

 

 最後に、東京での行事の合間に、新しい出会いがあり何人かの友人ができた。私より年配者もおり、後輩もいたが、みんな人柄が魅力的ですぐに好きになってしまった。

 

 お世辞じゃないけどみんな知識が豊富で、ユーモアーにあふれ、すごく魅力的であった。そんな人たちに比べると、私はまだまだ人間的に及ばないと思わされたが、素晴らしい人たちと巡り合えたのは本当に嬉しかったし、また大きな財産を得たような気がした。

 

 その新しい友人たちと上野公園で夜桜見物をした時、ある友人が私に「花は美しく咲き、すぐに散ってしまうが、私たちの友情の花は永遠に咲き続けるようにしましょう。」と言われ胸が熱くなった。

 

 

 春に咲く自然の花は人々の目を潤し、人の人との間に咲く友情の花は人の心を潤してくれる最高の贈り物である。

 

 この春の想い出に、また素晴らしい1ページが刻まれたことを本当に嬉しく思った今日である。