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小鳥見日記

高崎自然の森で冬鳥の気配を探る

つくばの高崎自然の森で開催される定例の平日探鳥会へ。
今にも雨が落ちてきそうな曇り空、風も強めだったせいか、参加者も少なめ。
個人的にはこれくらいの人数のほうが落ち着くので問題なし。

冬鳥がそろそろ来ているのでは、と期待しつつスタート。
イレギュラーに咲く桜。

芝生広場で定点観測。カラスやヒヨドリがいるくらいで、冬鳥の姿はない。
集合場所では遠くにジョウビタキの声が聞こえたし、芝生広場のはしっこには毎年ジョウビタキがいるんだけどな。
池のそばのミズキの木には実がなくて、ヒタキ類も期待薄という感じ。

田んぼとの間を通る舗装道路に出ると、ずっと草むらになっていた道路建設予定地がキレイに刈り込まれていた。
いよいよ工事が始まるのかもしれないけど、アオジなんかがいるのでは? というところだったのでちょっと残念。

少し離れた田んぼにアオサギ。

セグロセキレイ2羽が追いかけっこしていた。

川にコガモがいないかなとのぞき込むと、カルガモが1羽、カワセミが声だけ残して下流へ飛んでいく。

すると「ジョウビタキがいるよ!」と参加者の方の声。
いたいた、オレンジが濃いメスの個体。かわいいな。

風に吹かれて寝癖みたいになってるけども(笑)

空をハイタカが横切る。写真は無理そうだったので双眼鏡でずっと見ていたら、「チキショー、カメラ持ってきたらよかった!」という方が。
ほんとだ、いつも一眼レフをお持ちで、遠くに猛禽が飛ぶと素早く撮影して識別に大いに貢献している方が、こんなときに限って手ぶらだ。
聞けば「雨が降りそうだから車に置いて来ちゃって。全然雨降らないのに。」とのこと。
うんうん、そういうこともありますよね。

道ばたにハシブトガラス。

森の中に入ると、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、エナガのいつもの面々。
竹やぶのほうからはカケスの声がする。
初めての探鳥会参加で「カケスが好き」という方と一緒に出てくるのを待ってみたけど、声だけのご出演で終了。警戒心が強いからしかたないね。

昨年はここでキビタキが出たけれど、やっぱり好きな木の実がなくて「これだと来ないね」とリーダーさん。
今年はここではミズキの実は不作なのかしら。戦場ヶ原は昨年が全然なくて、今年はまあまあある感じだったけど、場所によって違うのかもね。

鳥合わせ後にモズのハヤニエコレクション画像を見せてもらった。
カワイイ顔してなかなかエグいことをするモズよ…。「いい声で鳴いてモテるため」ということは実験で明らかになったそうです。
生存や子孫を残すことに関するいろんな生物の執念たるや、ってこういう話を聞くたびに思う。
人間の少子化解決になんか役立つことはないかしらねえ。

来月はもっとジョウビタキが増えて、ルリビタキも来てくれるかも。
シロハラやアカハラも楽しみだな。

●この日見た/声を聞いた鳥

  • カルガモ
  • キジバト
  • カワウ
  • アオサギ
  • ハイタカ
  • ノスリ
  • カワセミ
  • コゲラ
  • モズ
  • カケス
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス
  • ヤマガラ
  • シジュウカラ
  • ヒヨドリ
  • ウグイス
  • エナガ
  • メジロ
  • ジョウビタキ
  • スズメ
  • セグロセキレイ
  • ハクセキレイ
  • カワラヒワ
  • ホオジロ
  • アオジ(声)

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