3日前にそれぞれ別の時間帯で下見をした探鳥会のメイン担当の方と私は、白鳥もいない、カモもいない、猛禽も飛ばない、ツグミの姿もない、と絶望的なメールのやりとりをしたわけなんだけど、結果的にそれらを全部ひっくり返して50種(外来種含む)確認の探鳥会になった。
まず最初から白鳥がいる。もう100点(笑)コハクチョウ30羽、オオハクチョウ4羽。オナガガモも30羽くらい。
探鳥会スタート30分前だったので、なんとかもう少し人が集まるまでいてくれないかなー、と思ってたんだけど、まあ飛びますよね。
残念がる参加者さんに「探鳥会が終わることには戻ってくるかもしれませんよ。」と、自分の希望も込めてお話ししたんだけど、まさかあんなに来るとは思ってなかったよ。
見えますかね? コハクチョウがV字になって下沼方面から飛んできた。大小あるけど4隊。
撮影した写真を数えてみたら72羽いた。倍返しか!
たぶん時間的にどこかでごはんを食べてから上沼にやってきたんだろうから、お昼までいてくれるだろうということで、そのままコースを進む。
葦原の向こう側にある木にオオタカがとまっている。カッコいいなあ。
私たちが土手を歩く間、かれこれ1時間はここにじっとしていたと思う。
おなかがいっぱいなのか、すぐ下にいるであろうカモを狙っているのか…(たぶん後者)。
飯沼川の対岸では、カケスがひらひら飛んで美しい青も見ることができた。
探鳥会にあまり参加したことない方から、超がつくベテランの方までいたけれど、鳥がいたらベテランさんが見つけ方のアドバイスをしたり、フィールドスコープにものすごい速さで入れて見せてくださったり、ここの探鳥会はいつも和やかでうれしい。
カラ類の混群はベテランさんにとってはめずらしいものではないけれど、バードウォッチングを始めたばかりの人にとってはいろんな種類がいるしカワイイし、見られてうれしいもの。
遅いとか早く行こうとか言う人もいなくて、人数のわりにはバラバラにもならず、本当によかった。
西側の遊歩道ではシロハラ・アカハラ、アオジも見られたし、ノスリも3個体確認できた。
ミサゴとノスリが同じ木にとまっている、ちょっと面白い風景も見られたし。
私にとっての一番の収穫は、コハクチョウが一羽だけなんだけど、中沼から飛び立ってまた中沼に降りる様子が見られたこと。全然見えない中沼だけど、ちゃんと白鳥が助走できるだけの水面があるんだ!
確認させてくれたのはこのコです。
折り返しての帰り道では、葦の中から飛び出してきたクイナとバンも見られた。
天神山公園の入口では、頭の上にカケス。
鳥合わせ中にはいつものチュウヒも優雅に飛んでくれて、なかなか満足度の高い探鳥会になったんじゃないかな。3日前の心配が杞憂に終わって本当によかった。
解散後、みんな白鳥のところへ。少し飛んだけどなにせ70羽以上が降りたので結構残っていた。
追加で飛んできたチームもいたし。
予想外のコースで向かってきたのでこんなことになってしまった。近いって(笑)
いつものようにコースをまた歩いて帰宅。
人数が多いときには出てこなかったチームホオジロ。ま、しょうがない。
葦原の上を飛ぶコハクチョウ。この風景は大好き。
結構近めの木にとまっていたノスリ。黄色い足がかわいいな。
アオジの後ろ姿がなんかエモかった。
ルリビタキはやっぱり気配がなかったけど、これだけの白鳥がちゃんと上沼に来てくれるんだから、きっとまたルリビタキにも会えるはずだ。うん。
●この日見た/声を聞いた鳥 ※鳥合わせの結果含む。自分で見聞きしていないものは★
- コハクチョウ
- オオハクチョウ
- カルガモ
- マガモ
- オナガガモ
- コガモ
- ホシハジロ★
- キジ
- カワラバト★
- クイナ
- バン
- オオバン
- カイツブリ
- カワウ
- アオサギ
- ミサゴ
- オオタカ
- チュウヒ
- トビ
- ノスリ
- カワセミ(声)
- コゲラ
- アカゲラ
- モズ
- カケス
- ハシボソガラス
- ハシブトガラス
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
- ウグイス
- エナガ
- メジロ
- ガビチョウ
- シロハラ
- アカハラ
- ツグミ
- ジョウビタキ
- スズメ
- セグロセキレイ
- ハクセキレイ★
- ビンズイ
- タヒバリ
- シメ
- ベニマシコ(声)
- カワラヒワ(オオカワラヒワも)
- ホオジロ
- オオジュリン
- カシラダカ
- アオジ