毎月定例の野鳥の会主催探鳥会。
いつもより2時間遅いので、お日さまが高い。
野鳥の会の紹介ページでは、この日の探鳥会のことがこんな風に紹介されている。
オオハクチョウとコハクチョウが多数渡来しているほか、チュウヒも毎年渡来します。 周囲の林では、アカゲラやカラの混群も観察できます。
んー、チュウヒは来てるけど、アカゲラは声ばっかりのことがほとんどだし、カラ類の混群はコースで折り返す地点の先だしなー。ワンチャン反町堤のところで出てくるけど。
なにより、オオハクチョウもコハクチョウも「多数」どころか「ゼロ」なんだよな。
このページを見て期待して参加する人も多いので、ちょっと気持ちが沈み気味。
が! 白鳥がいる! 4羽だけど!!
しかも、コハクチョウ2羽と、
オオハクチョウまで!!
参加者の誰かがよほど徳を積んでいたに違いない。
探鳥会の開始までまだ30分あったので、参加者がもう少し集まるまでどうか飛ばないでいて、とドキドキしながらスタート。
直後にまずコハクチョウ2羽が飛び、しばらくしてオオハクチョウ2羽も飛び立った。
土手の歩道へあがり、小鳥たちの声を追いながら歩く。
「無理かもしれないけど、オオジュリンを探しましょう!」というチャレンジ。
幸いなことにおりこうさんのオオジュリンがいてくれて、スコープに入れて採餌する様子をほぼ全員がみられた。
よかったよかった。
飯沼川をはさんだ向こう岸では、ベニマシコが鳴き続けている。
みんなで探したけど、おそらく薮か草原の中に入ってしまっている感じで、姿を見ることはできなかった。
飯沼川のカモも少なめ、ジョウビタキも声だけ、時々土手の斜面に姿を見せるホオジロを見ながら歩く。
中沼にはマガモとコガモが見えた。
これでも一番よく見える場所。
西側の遊歩道も、私が歩く時間帯よりずっと静か。
大勢で歩いているというのもあるだろうけど、気配が少なかった。
慣れている人は声で「〇〇がいた」と認識できるからいいんだけど、この場所や探鳥会自体初めてという方もいるので、なんとか姿を見てもらいたい。
折り返し地点でようやくコゲラをゆっくり観察することができた。
帰り道、もう一度中沼をスコープで確認すると、10羽以上のオナガガモと一緒に3日前に見たトモエガモの雄が!!
倍率の高いスコープでよく見えたので、きゃあきゃあ騒いで写真撮るのも忘れてしまった(笑)
なんだかあんまりパッとしない感じで終わったんだけど、鳥合わせをしてみたら外来種のコジュケイとカワラバトを含め45種も出ていた。菅生沼のポテンシャルが証明された感じでうれしかったけど、やっぱりもうちょっと姿が見えたらよかったな。
鳥合わせ後、いつものようにコースをもう一度歩いて帰る。
1人だと静かなせいか、小鳥もちょいちょい姿を見せる。
ホオジロ。
カシラダカ。
カワラヒワ。
いつものノスリが、何度も鳴きながら飛び回わり、いつもの枝にとまる。
とまってもまだ繰り返し鳴き続けていて、聞いていると遠くから別のノスリが応える声がした。
親子だったりするのかな。このあとまた飛んでいった。
私があまりにスコープを見て騒いだせいか、野鳥の会の役員もされている方が「使わないのがあるから貸しましょうか?」と声をかけてくれ、遠慮なくお借りした。
さて、とうとうフィールドスコープデビューですよ。
沼はまだまだ深いぞ!(笑)